吐き捨て系日記

もう30になっちゃう男が考えを整理するためにブツクサ綴る、ほんとにただの日記です。

ネットで意見を発する時に気を付けていること。

Twitterやったり、掲示板に書き込みする時に自分なりに気を付けていることがある。
というか、「こういうフレーズを使わないようにしている」の方が正しいか。

ネットでのリアクションにはスピード感が求められるので、どうしても決まったフレーズや、使いやすい構文に当てはめた発言をしがちになる。

それを繰り返してると、そもそもの思考自体もそれに引っ張られるな、という俺なりの反省から。俺もそういうことしてたな、というの今思えばあるし。

以下具体的なもの。

・〇〇は××なだけ

とりあえずズバッと切ってみました的な書き込み。
実際はそれだけ、なわけがない。世の中もっと複雑だ。
とりあえず分かってる風に雑に総括してみました、ってな感じ。
これが出てくると、「もう考えたり、人の話聞く気がねえんだな」ということだ。

この書き込みにはもう一つ、「××なだけのものにアツくなってんじゃねーよ」と他の参加者に冷や水をぶっかける、マウンティング効果もある。

・普通の人は~、一般人は~、世間は~

「普通の人は○○なんて知らない」、「一般人はそんなこと興味ない」と、トピック自体を否定する書き込み。
使用方法にはいくつかある。

・○○が好き、みたいなトピックで「いや一般人は○○なんて知らねーよ」と○○を腐す
・××の問題について考えよう、みたいなトピックで「普通の人は××なんてどうでもいい」と話を聞くことの無価値さを示そうとする。


結局どの用法においても、自分の都合で「普通・一般」という価値観を自由に変動させて、相手の価値観を無価値なものだと卑下するために使われている。
あるいは、「そんなことにムキになってるお前は普通じゃねえよw」みたいな意味合いとか。


まあ、みんなが知らないから価値が無いとか、興味ないからどうでもいいとか、そういう方向性がいかに乱暴かってのはちょっと立ち止まれば分かることだ。

逆に「普通の人なら知ってるだろ」とか言い出すのもベクトルが違うだけで同じような感じ。
自分から「普通」って名乗るやつには注意した方がいいってのは、ネット現実関係なく言えることかもしれない。

・分かってる人、に責任を丸投げすること。

理解できない説明をするやつが悪い、分かってるやつが分かるように説明する義務がある、分かってるならお前がなんとかしろ、的な。

「分からないこと」はいくつになったってあるもんだとは思うけれども、そこで「分かろう」とはしない。
なぜなら「分かってるやつ」には責任があるから。
だから、ずっと「分からない」立場のまま無責任に他者を非難し続ける。
なぜなら俺は「分からない」から。
そんな無敵スタンス。

俺個人としては「分からないまま」でいることを選択することも相当責任重いと思うけどな。

・余計なとこに石を投げるor投げられたことにする

あえて悪意があるような例を挙げると、

「洋楽は『日本のカスみたいな音楽と比べて』めちゃくちゃ良い」
「○○は『握手だらけの××と違って』パフォーマンスが凄く良い」

この『』の部分いる?ってこと。

もちろん、比較して分析すること自体はあることだけれど、単に好き嫌いを言う時にはいらねえよな。
非難するならストレートに非難すればよくて、対立軸を立てると余計な交流が起こる。
ただでさえ、批判に敏感な人が増えているしね。

あと、対象物の周辺に石を投げちゃうってのもよくある。

「○○つまんなかった!『こんなのを好きな人って頭おかしいんじゃない?』」

みたいな。シンゴジラの時そうやって炎上した漫画家いたな。

 

同時にこの逆で、『』の部分を勝手に追加してキレる人もいる。

極端な例で言えば、

「中華料理美味いなー」

「中華料理は『他の料理に比べて』美味いなー」←対象が脳内で勝手に足される。

「中華料理以外はマズいってことか!」とキレる人。

いや、そんな話はしてねえよっていう。
まあ、主語大きく語ったりすると起こりやすいことなのでその点も注意。


どちらの用法にしても、話題がどんどんズレていく危険なものなのであまり使わない方がいい。



こういうことに気を付けるようにしてます。
とか書くと、「おめえも過去にやりまくってんじゃねえか!」「自由に意見を書いて何が悪い!」とキレる人が出てくるだろうなーってのも予想してしまう悪い癖がある。

まあ俺が個人的に気を付けてるってだけですので。

今、WWE女子部門が面白い

新日本プロレスが絶好調らしい。
先日のドーム大会も4万近い客入りに加え、ネット配信の加入者もかなり増えたとか。
今まで興味なかったけど最近見始めた人、昔ハマっていて最近また見だした人など、様々な客層が増えていそうだ。


そんなタイミングで俺がオススメしたいのはWWE
アメリカ最大=世界最大のプロレス団体だ。

中邑真輔をはじめ、戸澤陽ヒデオ・イタミ(KENTA)など日本人選手の活躍も目覚ましいが、そんな中でも特に面白いのが女子部門だ。
簡単に紹介したい

(別にどっちかだけを見ろってんじゃなくて、両方見たら面白いんじゃね?って話です。)

今熱いWWE女子部門

なんで今WWE女子部門が熱いのか。
いくつかの要因がある。

・優秀なレスラーが多数参戦している。
・試合内容が格段に向上している。
・上2つに伴い、今までなかったような展開や試合が産まれるようになった。

こんな感じ。
これらを含めた女子部門の盛り上がりを「ウィメンズレボリューション」と呼ぶこともある。
これは、新人発掘番組だったNXTが団体として確立した2012年ごろから始まり、NXTでデビューした選手が経験を積み、上位番組であるRAWやSAMCK DOWNでデビューするという流れが生まれたことが大きいだろう。

かつてWWEの女子部門に参加する選手はDIVAと呼ばれ、どちらかというと番組の花や恋愛劇のための要素としての側面が強かった。(男子顔負けのファイトを展開するDIVAってのが居なかったわけでは無い。)

それが今やPPV(金払って見るデカい大会)のメインを務めたり、女子だけのロイヤルランブル(勝ち抜きバトルロイヤル)が開催されるなど、注目度がかなり高まっている。

つーわけで、今見といて損はねーよってことである。

注目選手

この選手見とけば間違いねえよって選手を紹介しておく。

アレクサ・ブリス(RAW)

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アレクサ・ブリス | WWE | スポーティングニュース・ジャパン

現RAWチャンピオン。
昔はチアリーダーみたいなキャラだったが、現在は派手でポップなメイクと衣装(ハーレイクインというアメコミキャラがモチーフ)を身にまとい、高飛車で小生意気な王者といったスタンスで活動している。
女子選手の中でも背が小さく非力に見えるが、体操上がりの身体能力で華麗な飛び技も決める。何より感情表現が上手いので見ていて飽きない。
カウント返されたときにジタバタするのとか可愛いし。

サーシャ・バンクス(RAW)

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サーシャ・バンクス | WWE | スポーティングニュース・ジャパン

ニックネームは「ザ・ボス」
従兄弟はあのスヌープドッグ。レッスルマニアでは彼の生ラップで入場してきた。
派手な髪色と前が見えにくそうなサングラスがトレードマーク。
細身だが、非常にパワフルでハードな試合に定評がある。後述するシャーロットとの王座の奪い合いはどれも名勝負。

シャーロット・フレアー(SMACK DOWN)

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シャーロット・フレアー | WWE | スポーティングニュース・ジャパン

現SMACK DOWNチャンピオン。
名字から分かる通り、日本でも活躍した名レスラー、リック・フレアーの娘。
顔もそっくりだ。
父親譲りのテクニックに加え、ずば抜けた身体能力を活かし圧倒的王者として君臨している。
サーシャとともに、女子初のヘル・イン・ア・セル(金網デスマッチ)を戦った。

ASUKA(RAW)

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アスカ | WWE | スポーティングニュース・ジャパン

日本では華名という名前で活躍していたレスラー。
NXTでデビュー後無敗のままチャンピオンになり、500日以上チャンピオンで居続けるという圧倒的な強さを誇った。
そのまま昇格すると、5WAYイリミネーションマッチでいきなり大トリ→1人で2人やっつけて勝利するなど強さは相変わらず。

ペイジ(RAW)

NXTからの昇格組としては古参。
ディーヴァ王座を何度も獲得するトップレスラーだったが、プライベートで色々(マジで色々)あって退団。
復帰するとかしないとか言われていたが、手下を引き連れて昨年電撃復帰。

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「あたしがいねえ間に好き勝手やってくれてんじゃん」と、nWoばりに女子戦線を荒らしまわっている。
(※追記)と、思ったら試合中のケガで引退の危機だそうな。せっかく面白くなってきたとこだったのに惜しいなあ。

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こんなもんかな。
この他にも、ザ・ロックの親戚であるナイア・ジャックスとか抱きつき魔ベイリーとか個性豊かな面々がいる。
ていうかRAWに人材偏りすぎじゃねえ?

どうやって見るんよ?

テレビならJ-SPORTSで見れる。

www.jsports.co.jp


ネットならDAZNで見れる。

www.dazn.com


「まだよくわかんねーから、金払うのためらうなぁ」って人にお勧めなのはYoutubeWWEオフィシャルチャンネル。

www.youtube.com


「名勝負ベスト10」みたいなランキング動画や直近のハイライト、インタビューなんかが無料で見れる。たまに、1試合丸丸見れたりするのもすげえ。
ここで見るだけでも相当楽しめるので、まずはこっからがいいんじゃなかろうか。


といった感じでWWE女子部門を紹介した。
ただまあ、男子部門ももちろん面白いんで気が向いたらちらりと見てほしいなあ。
日本のスタイルとはまた違ったプロレスが楽しめまっせ。
で、日本のプロレスもこれまた面白いので、どっちも見逃せねーなってことで。

あけました、おめでとう

2018年になりました。今年もやっていきましょう。

というわけで、今年の目標を箇条書き。

競馬で収支プラス

ライブ、フェスにいっぱい行こう

いい加減、転職の準備

デカめの旅行に行こう

具体的にどれがどう、ってのは実現してから書きます。

年末から年始にかけても、色々な出来事もありましたな。
そういうのも語りつくされてるから、俺が改めて言うことも特になく。

ただ、明るい話題ってのが年始の割に少なくない?という印象はある。
自分の周りぐらい楽しくしてえよな。

2017年に聞いた曲(年末)

年の瀬に嫌な話して終わるのもなんかアレだな、ってんでまた曲を紹介するだけして終わろう。

Ghostemane

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ラップ業界は相変わらず人材豊富。
ポストマローンやLil peepなどのブラックコミュニティ外のラッパーの台頭も目覚ましいが、そんな中で俺が気に入ったのがこのゴーストメイン。
メタルかハードコアかってなシャウトと高速ラップ。
インダストリアル風の雰囲気もあるトラック。そして全体を覆う暗い雰囲気。
暗めのラップ、グランジの雰囲気を持つラッパーが増えてきているらしいが、これもその一つなのだろう。

Scarf & the SuspenderS

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バンドスタイルのラップグループ。
フロントマンのScarfだが、実は結構前から知っていた。
というのも、俺が愛読していた雑誌「ファミ通waveDVD」に出たことがあるからなんだよな。

番組でカスタム筐体(ゲーセンにあるやつ)を作り、それを読者プレゼントするっつー太っ腹な企画があったんだが、それに当選したのが彼だった。
当時も仲間たちとラップをしていたが、時を経てこういった形で世に出てくるとは。
曲もカッコいいし、随所に挟み込まれる「昇竜烈破」などのワードにもにやりとさせられる。

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昔っからカッコいいじゃん。

Code Orange

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今年のグラミー賞「最優秀メタルパフォーマンス」にノミネートされた一曲。
グラミー賞のメタル冷遇は有名な話ではあるが、こういった楽曲が評価のテーブルに乗ること自体は良いことだと思う。
俺が思うメタルというジャンルの良さに、「変わらないものはずっと変わらないという頑固さと変わる時は極端なほど変わるふり幅」がある。
そういった意味で、変わっていこうとするこういったメタル勢が評価されるのは嬉しい。

Chthonic

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台湾のブラックメタルバンド。
アジアンテイストをふんだんに取り入れつつ、ブラックメタル(というよりフォークメタルとかの方が近いか)にまとめ上げたサウンド。
メンバーに国会議員がいたり、すげえ美女がいたり、まあそういうとこも気になるんだけどやっぱサウンドがカッコイイ。
台湾、中国、モンゴル辺りには結構こういうバンドいたりするので、来年もチェックを欠かさないようにしたい。

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来年も楽しく音楽探していきたいなあ。
あとライブももっと行きてえ。

いじられても別に美味しくは無い

「童貞いじり」ってのが話題になってますな。

発端となったセクハラ告発自体の存在感が薄れてんのは残念なので、それはそれでしっかり詰めろよ。

hagex.hatenadiary.jp


で突然自分の話をするけれど、俺は中学時代どちらかというといじられキャラだったように思う。
やれ「デブだ」「オタクだ」「エロだ」と。
俺もそれを甘んじて受けて、そのキャラを演じてたような部分もあったわけだが。

ただね、いじられてる方は別に楽しくないし、いじられたから何かいいことあったわけでも無いんだよな。


よくテレビの中で「美味しい」なんて言葉を見かける。
間違いを指摘されたり、出来ないことを責められたり、肝心なとこでミスったり。
そういうのがあった後に、「でも美味しい」みたいなオチになる。

これは、テレビにおける関係性の中での美味しさを指している。
ミスったり、いじられたりすることで露出が増え、存在感を示す。
それがそのままテレビ人としての収入などに直結する。

だから「美味しい」のだ。

その「美味しさ」をね、一般の中でやっても成り立たねえのよ。
俺は芸人じゃねえから、いじられキャラとして確立されても嬉しくもなんともないし。
金になるわけでもねえし。


ましてや、デブだ童貞だ、社会的にマイナスとされてる価値観を反転させて「だからいいんじゃん」みたいな感じでいじられるなんてもっての外でさ。
俺だって痩せたいしモテたいし、レッテルなんか貼られたくはない。

もう名指しで言うけどはあちゅうの童貞いじりってのは「童貞は可愛い」「童貞は純粋」みたいな感じじゃん。押し付けられたこれらの、一見プラスに見えるいじりは更なる地獄でしかないのよ。

「お前そのままでいろよ」ってことじゃん。離れる理由すら奪われるわけじゃん。
そして、「自虐」という最後の武器すらも失ってしまうんですよ。

童貞を愛玩動物にしたところで、それは居場所でもなんでもないし誰も救われない。
童貞ブームだ?人のコンプレックスをブーム呼ばわりすんなよ。
コンプレックスの捉え方も、程度も、人によって異なる。
いじったってケロっとしてるやつもいれば、自殺するほど悩むやつだっている。
それを一緒くたにして「いじる」から問題なんだよ。

 

一般社会の中における「いじられキャラ」ってのは苦肉の策なんだよ。
基本的には強い奴から押し付けられるものだし、自分からいじられる側に回るなんてのはもう屈辱以外の何物でもない。

意識的にやってんのもタチが悪いが、無意識にやってるとしたらなお悪質だ。
「いじる側」と「いじられる側」という空気を読み取る力が強いんでしょう。
強者としての経験で身に着くものなのかな。


一度振り返ってみろ。その「いじり」は誰のためだ。
その「いじり」によって誰が得をした。


ていうか根本から言えばさ、酒の席でもねえのに「セックスしたか、してないか」みたいな話を延々してんじゃねえよって話で。
下品なんだよ。