吐き捨て系日記

もう30になっちゃう男が考えを整理するためにブツクサ綴る、ほんとにただの日記です。

Youtubeで見れる世界の格闘技系チャンネルをまとめておく

前に書いたyoutubeの記事がそこそこ見られてるようなので、格闘技系だけ独立させて別の記事にしておく。
一度履歴に残すと、おすすめで次々動画紹介されるのでキリがないっちゃないんだけど、まあ暇な時に見るにはいいよね。

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STRELKA Уличные Бои / STRELKA Street Fight

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ロシアの総合格闘技大会のチャンネルのようだ。

言語に関しちゃ全く読めないが、ありがたいことに字幕もついてるし動画タイトルを日本語にしてくれたりしてる。

しかし何だ「スパイがタイのチャンピオンを地面に叩きつけた!」ってタイトルは。
分かるようでわかんねえ。

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で、見てみると分かるが出場しているのはまず全員がプロの総合格闘家って感じではないこと。
ボクサーがいたり柔道家がいたり、街の力自慢みたいなのもいる。

さらにリングがなんと屋外、っていうか砂の上。
それを観客が取り囲むさまはさながらグラップラー刃牙の世界。

足元が砂ってこともあって踏ん張りが利きにくく、打撃系選手も苦労してる様子が見て取れる。
それでも各選手の持ち味が出つつ、いい感じに野蛮なファイトが楽しめる。


地下格闘技と言えば素手ボクシングなんかも有名だが、あれもある程度ルール整備されて大会として動画配信されてる。

Bare Knuckle Fighting Championship

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ベアナックルボクシングで有名なのはイギリスだが、これは世界協会で主催されてるみたい。
素手でやり合うから流血とかも茶飯事でかなり過激。

ILFJ Lethwei in Japan

グローブじゃなく薄手のバンデージだけでやり合うラウェイって格闘技も、日本の団体が動画配信してたり。

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ベアナックルボクシング同様、こういう過激な格闘技はやはりテレビなんかでは厳しいし、日本はPPVみたいな概念があんま浸透して無いのもあるし、Youtube展開されてるのはありがたいよファンとしては。

MAX Muay Thai Official

名前の通りムエタイのチャンネル。

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ムエタイと言えばラジャダムナンかルンピニーかって感じだが、これはどちらでもなくパッタヤーのスタジアムで行われる大会らしい。

タイ語なんで中々検索とか翻訳が難しいけど、試合はまあ見りゃ分かるって感じで。

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日本人もちょくちょく参戦してるようなんで、定期的にチェックしておきたい。

ちなみに、手にバンデージ巻いただけでやり合う「ムエカッチュアー」ってのもあるんだがそっちは公式っぽいチャンネルが見つからなかった。

Lingerie Fighting Championships

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ラスベガスで2006年から開かれてる総合格闘技団体。
名前の通り、女性が下着姿で戦うのが特徴。

ポリコレとかMe tooか知らんわ!って感じでセクシーな女性たちが激しく殴り合っている。

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めちゃくちゃレベル高いってわけでもないが、ちゃんと総合してるので試合自体は普通に見れる。
でもやっぱ目が変なとこ行っちゃうよなあ。

GÜREŞE DAİR

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トルコの国技『ヤールギュレシ』のチャンネル。
試合自体はレスリングっぽいもので、ファイターはベルト付きの革パンを着用し野原で戦う。

最大の特徴は、全身オイル塗れってこと。

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お互い「すっごいすべるよ!」状態なので、普通に戦うよりも腕力が必要になる。
ストリートファイターⅣに出てきたハカンってキャラがこの格闘技の使い手という設定だった。
あれは大分誇張されてたけど、大男が組み合う様はやはり見応えがある。

Punjabi LiveTV

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調べてもどこの国のチャンネルかはよく分からなかった。
Punjabi TVっていうカナダのインド系向けチャンネルがあるのは分かったが、そこのyoutubeチャンネルなのかなあ。

中身はカバディとコシティーの動画が主。

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カバディ―は日本でもそこそこ知られてるスポーツだが、コシティーはあんまり知名度無いかも。
っていうか俺も「コシティー」といえばアントニオ猪木がトレーニングに使ってた棒の事だと思ってたし。

https://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/f/ff/Pahlavan_takhti_meel.jpg

クシュティー - Wikipedia


wikiによると、その棒もこの格闘技発祥のものらしい。
ヒンズースクワットもこの格闘技由来のものだとか。

競技内容自体は相撲とレスリングの中間みたいな感じ。
ロケーションも含めて面白い。

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以上、youtubeで見れる色んな格闘技を紹介しました。
こういう世界各国独自の格闘技ってやっぱ面白い。
競技としてもそうだし、その国の歴史や文化の一端が垣間見える感じがして。


もちろんグローバルな格闘技であるボクシングとかプロレスとかも面白いんだけど。
ただ、せっかく見れる環境があるんだからたまにはこういうのもいいじゃない。

俺は上手くやれているか?~洋楽の触れ方の話

note.mu


読んでるうちに、とても懐かしい気分になった記事。

というのも、高校時代の俺はまさに「ガイドブックで色々聞く」リスナーだったから。
俺だけじゃないな。俺含め高校の音楽好きの仲間連中はみんなそうだった。
この著者の人は年下っぽいけど。

今年のサマソニのヘッドライナーはノエルギャラガーとベックでした。オルタナからヒップホップからジャズからEDMまで、全ジャンルの最先端総動員状態だったラインナップにおいて、ヘッドライナーがこの2組だったのは、要は「現状の最大公約数は今なお90年代洋楽ロック」という事。

ポイントは、その時代は「シーンを横断して聴くのが普通だった」こと。レッチリを聴く人はレディへも聴いてるし、そんな人はもちろんオアシスも聴いているし、若手のロックバンドにも興味がある。だから、毎年フジやサマソニのメンツを楽しみにしている。 

(中略)

そもそも、ガイド役不在で、シーンを横断することは不可能です。では、一体何がガイド役だったのかというと、それはrockin'onやSNOOZERCROSSBEATといった洋楽雑誌。あるいはタワーレコードHMVといった外資系レコードショップです。
表紙などをきっかけにして雑誌を手に取った人が、他のページを見て別のミュージシャンに関心を抱く。CDを買いに行った人が別のCDを試聴して、気に入ったので併せてレジに持っていく。そうやってシーンというものは作られていきました。

 
俺の高校時代はちょうど00年代の半ばから後半にかけてだったんだけど、仲間内の音楽話で盛り上がってたバンドが何かって言ったら、

レッチリ、オアシス、オフスプリング、グリーンデイ、リンキンパーク

今にして思えば、世代が一つ二つズレてたんだよな。
これが何でかって言えば、それこそガイドブックに載ってたからだろう。
率先して聞いてたはずの軽音楽部もそんな感じだったし。


当時の最先端を聞くっていうよりも、ガイドブックに載ってるバンドをみんなで聞きながら共有してあーだこーだ言ってた。
もっと言い換えれば、かなり作為的に切り取られた90年代から00年代の洋楽、それもロックシーンを受容していたというか。
自分の世代を追うよりも、少し上の伝説を追ってたような。
だからつい最近までサマソニのヘッドライナーが90年代だらけっていうのには全然違和感感じてなかった。

まあこれはとある田舎のとある高校での風景に過ぎないので、世代全体で見たら少数派というか特殊な例だってこともあるだろう。


ただ今になってストリーミングとかで色々聞いてくと、あれも聞いてねえこれも聞いてねえって感じで抜けがすげえ多いんだよなあ。

まあ当時はそれでロックを知ったような気になってた。若気の至り。
記事の著者もちょいちょいツッコまれてるけど、俺みたいな情弱のくせに通ぶりたかったガキにとっちゃそれで世界を「横断」してたような気がしてたってだけよ。
(著者がそう、ってことではなく)
「本当はこうだった」って言われても、どれが本当か俺にゃ見分けつかなかったしな。


だからなんだろうな。
今友人同士で話してても00年代後半のバンドが話題にあがることはほぼ無い。

何かしらのきっかけがあってDJやり出した友人とか、ネット経由でメタル掘りまくってた俺とかはもう、好きな音楽が友人と共有できる話題じゃなくなってたし。
共通の話題としての洋楽は途中でプッツリ切れてる。


2chにたまに立つ音楽スレもそうだな。
一番新しいのがアークティックモンキーズ、みたいな時代感のスレに出会うことが結構多い。
(最新の話題で盛り上がることもたまにはあるが)


ネットユーザーに今30前後の奴が多いからってのもあるんだろうけど、にしたってかなりの率で遭遇するんだよなこういうの。
まあ年齢的に「今のガキは…」って言いたくなってくる頃でもあるんだろうけど。
(メタルやらヒップホップのスレでも同じような年代で更新止まってるやつがかなり多い)
アニメで言えば、リアルタイムで見てないエヴァを得意げに語っちゃって、自分ら世代のアニメは見てない見たいな感じかな。
褒められた態度ではねえんだけど、まあやりがち。


俺もなんやかんやあって、「最近の洋楽聞いてねえなあ…」ってことで色々聞きだしたわけだが、キャッチアップするのにかなり苦労した。
というのも、どのガイドブック(本、あるいは発信者)を使ったらいいか分からんかったから。


例えば今の主流であるヒップホップ。
振り返ってみれば、エミネム以降の歴史がすげーボンヤリしてたんだよな俺って。
そもそもエミネムがヒップホップ史の中でどういう立ち位置だったかすらよく分かってなかった。

だから、00年代の海外ヒップホップ聞いてもピンと来てなかった。
日本のヒップホップとも繋がってるように見えて無かったし。

さらに言えば、高校時代読んでたロック系ガイドブックがかなり「盛られた」もんだったりってのも今なら分かる。
「世界を変えた」だの「衝撃を与えた」だの書かれてたけど、大して売れてねえじゃねえか!みたいな。
むしろヒップホップの方が売れてたのに全然触れられてねえ!っていう。
あるいは、俺自身が都合よくヒップホップの話聞き流してたようなとこもあっただろうし。
前にも書いたが、俺の高校時代にはロックよりヒップホップの方がセールスランキングで上ってケースは全然あったわけだし。


結局俺はガイドからいったん離れてとりあえず今売れてるやつを聞くってところから始めて、徐々に遡りつつ空白を埋めていくって手法でキャッチアップしていくことにした。
それでもところどころ抜けがあるとは思うが。


ガイドブックってのは便利だし何かと頼りがちなんだけど、大事なのは「今自分がどこにいるか」ってことだなって思う。
ガイドブックはあくまで指針であって、「正解」ではない。
っていうか海を挟んで遠く離れた海外シーンを今でも正確に見れてるか、って言われたらそうも思わんし。

今の音楽シーン、今の俺自身の音楽受容、作ってきてしまった主観的な音楽史観、それらを踏まえてガイドを使うべきであって、最初っから最後までガイドに乗っかってちゃあいかんな。
ガイドはガイドでいいんだけど、それを鵜呑みにしてさらに主観的に適当に読んでたから途中で混乱すんだろうな。
そんなことを、冒頭に貼った記事を読んで思いました。

で、タイトル回収。
記事の著者も言ってるけど、上手くやんなきゃなってことだな。

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そういや、70年代のロックとかも最初は親父に教えられたわけだが、それも今思えばかなり主観が入ってるガイドブック的なチョイスだったな。
まあ楽しく聞いてはいたんだが、知らずに下の世代にそのまま伝えてたら又聞きの又聞きで段々形が歪んでっちゃうんだろうな。

Youtubeを掘り続ける

※時々思い出したように更新する記事です。
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女優の本田翼さんがYoutubeでゲーム実況をはじめたそうな。

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10月頭の現在でチャンネル登録者数が96万人。
2回目の生放送は告知無しで16万人が見てた。

実況ゲームとして大人気のDead by Daylightを選ぶあたり、ゲームガチ勢との噂はホントだったようだ。
実際上手いと思ったし。


そんなYoutube、ほっといても見た動画に合わせてオススメ動画がどんどん出てくるので飽きることは無さそうなわけだが。
俺は最近あえて「掘る」ってことをやってる。

つまり、自主的に探すってこと。


要は、オススメ動画だけで回してると見るもんが固定化されちゃうなっていうところから、あえて違う言語だったり違うジャンルから検索かけてみようっていう試み。
まあなんのためか、って言われてもよく分からんのだが今のところ楽しいのでよし。

というわけで、面白かったチャンネルを以下に貼っときます。

料理系チャンネル

BBQ PIT BOYS

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アメリカの料理系Youtubeチャンネル。
ニコニコに転載されたりしてたので知ってる人も多いかも。

名前の通りバーベキューのレシピを紹介しつつ、実際に調理してるチャンネルなのだが、

・肉に肉をトッピングする
・それで揚げたりする
・とりあえずチーズ
・マチェットでなんでも調理する

とひたすら豪快というかダイナミックというか、圧倒的な文化の違いを見せつけられる。
英語分かんなくても見てるだけで面白いんで、お薦めです。

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Grandpa Kitchen

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インドの爺さんが大量の飯を子供たちに振る舞うチャンネル。
料理のスケールがデカい。

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Youtuber系チャンネル

The KARATE Nerd

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Jesse Enkampのチャンネル。
「空手オタク」の名前の通り、空手の解説や異種競技戦など、空手にまつわることを何でもやるチャンネル。

オススメなのは空手沖縄旅シリーズ。
沖縄各地の道場を訪れて稽古に参加しながら、沖縄を観光している。


で、実際に見てみればわかるんだがこのJesseさんがそもそもめちゃくちゃ空手が上手い。
なんか軽そうな語り口と自ら「オタク」って名乗っているからと侮ってはいけない。

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UpUpDownDown

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アメリカのプロレス団体WWEの人気レスラー、エグゼビア・ウッズによるゲーム系チャンネル。
ゲーム実況や対戦会、レビューに加えてWWEレスラーへのインタビューもあったり。

www.youtube.com

中邑真輔とASUKAもお呼ばれしてます。

イカツいサモア・ジョーが好きなゲームベスト5にクロノトリガーFF6 を挙げてたり、

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AJスタイルズレトロゲームを漁り歩く企画があったり。

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字幕出ないんで見るの大変は大変だけど、ゲームを楽しんでる姿は万国共通で楽しめますよ。

音楽系チャンネル

Amoeba Music

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アメリカのインディペンデント系音楽ショップのチャンネル。
セッション動画とかいろんなのがあるんだが、お薦めは「What's In My Bag?」というシリーズ。

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映画監督やミュージシャンなど、様々なクリエイターが自身のお気に入り作品を紹介する動画シリーズ。
上に貼ったのはジェームズ・ガン監督。
お気に入り作品に日本のホラー映画「スウィートホーム」を挙げている。

意外なチョイスや納得のチョイスがあって、クリエイターをより深く知れるかもしれんねってことで。

Losu in Vegas

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音楽レビュー系のチャンネル。
基本的にはヒップホップリスナーらしいのだが、動画を見てみるとほとんどがメタルのレビューになっている。

要は、「ヒップホップファンがメタル聞いてみた」みたいな感じ。
俺が知ったのは以下の記事から

playatuner.com

かなり早口だしスラングも多いんだろうけど、カッコいいリフに盛り上がったりしてる姿から大体の感想は分かる。
この「リアクション動画」ってのはyoutubeの定番ネタの一つで、アニメのリアクションを翻訳した動画がニコニコでそこそこ人気あったりする。

感情の出し方とか面白がるポイントが違うってのはやっぱ見てて面白いもんな。
まあリアクションだけ見て、実際の作品を見ないのも違うと思うけど。

The Voice : la plus belle voix

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フランスのオーディション番組。
アメリカの番組がベースになってるんかな。

最初は審査員が後ろを向いていて、気になったらボタンを押して振り返っていき、全員振り返ったら合格的なシステム。

俺が知ったのは以下の動画から。

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目が不自由なピアニストが、弾き語りでエミネムのLose Yourselfをブチかます超カッコいい動画。
オーディション番組ってやっぱいいよね。

 

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なんとなく紹介。
英語で作られてるチャンネルはまあ見つけやすいんだけど、それ以外の言語だとそもそも検索に引っかかってこないのでひと手間かかっちゃうんだよな。

で、見つけてみたはいいがチャンネル登録を忘れてしまい、もう一回見つけるのも至難の業というね。

せっかく世界中に人がおるんだから、見れるだけでも見ときたいよなってことで。

最近聞いてる音楽 夏~9月まで

実家に帰省したり友達と遊んだり結婚式に出たり、仕事も忙しくて前ほど音楽あんま聞けてなかったな。
とはいえチェックは欠かさないようにしとこう。振り返りも。

Eminem / Kamikaze


言わずと知れたラップモンスター、エミネムがサプライズリリースしたアルバム。
ジャケットはビースティーボーイズのオマージュで、それに「カミカゼ」なんてタイトル付けた上に、歌詞の中で若手ラッパーディスりまくってるもんだからあちこちで賛否両論が巻き起こってるらしい。

まあラップの上手さは相変わらずだし全然聞けるんだけど、現代の音楽シーンの中でどうなのかって評価はまた別なんだろうな。
ピッチフォークは「世界が変わってるのにこいつは全然変わろうとしない」みたいな感じで酷評してたけど。

エミネムはこうじゃなきゃ!って甘い評価を下すのもよくないが、かといって空気を読めないオッサンと一蹴するのもなんか雑な感じもある。
スピードにのまれず、じっくり評価したいなあと個人的には思いますハイ。

The Lemon Twigs / Go To School


今時ここまで「ロック」としか言えない音楽やるバンドがおるんかよ、って驚いたのを覚えている。
デビューは確か2016年とかなので、まだ2年目とか。
それでこの完成度ってんだからすげえよな。

そこら中で口酸っぱく言われまくったせいか、日本の音楽ファンの間にも「今はヒップホップが世界的に売れてるらしい」という認識が定着しつつある。
その一方で「ロックはもうジジイしか聞いてない。終わった。」みたいなのを得意げに言うやつもチラホラ。

お前らはなんでそう極端なんだ。
頑張ってる若手はおるし、若いロックファンだっているだろうに。
まあ人の意見に文句言ってもしゃあないので、今頑張ってる良いバンドを応援する、これに尽きるわ。

Anaal Nathrakh


多分アルバムもそのうち出るんだけど、先行シングルが凄く良かった。
99年結成のベテランバンドなんだが、最近注目度が上がってきてるみたい。

デスメタルブラックメタルをベースに、インダストリアル、グラインドコア、エレクトロなんかの要素をガンガンに詰め込んだ超ハードなサウンドが今の時代とピッタリリンクした感じがある。

なんか巡り巡ってポストブラックの潮流と合流したような。あくまで俺の私見だけど。
バンド名がバンド名なので、中々口に出してオススメは出来ないんだけど、良いバンドです。

半田健人 / 生活


仮面ライダー555の主演で知られるイケメン俳優。
その一方、昭和歌謡や高層ビルのディープなオタクとしても知られている。

そんな半田健人の新譜。

まず録音環境が凄いっていう。絶妙な音質の悪さというかミキシングの上手さというか。
「あの頃の音」っぽいんだよなあ。

俺はオヤジの影響で昭和フォークなんかもよく聞くんだが、このアルバムはその辺の時代の空気感が何故か現代に再現されてるように思える。
テーマパークのように敢えて作った昭和っぽさ、ではなく。まさに「あの頃の生活」がそのまま切り取られているような。
まあ俺も当時をリアルタイムで過ごしたわけじゃねえんだけど。

生前の阿久悠に「やるな小僧」と言わしめた半田健人の本領が発揮されてると思う。

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他にもまあ、フジロックの配信で見て色んな意味で衝撃を受けたMac DeMarcoとか88 risingのアルバムとかネットで話題の崎山蒼志くんとか、色々と聞いてるけどとりあえずこんぐらいにしとく。

しっかし良い時代だよな。フジロックやらコーチェラやらウルトラジャパンがネットで生中継で無料で見れて、新譜はその日っていうかリリースの瞬間から聞ける。
ただ、この「便利さ」「良さ」にただただのまれてくと、生活とか思考までそっちに引っ張られちゃう気もしてるので。

あくまでマイペースはキープしつつ新しいもの付いていく、という矛盾したようなことを目指さなきゃっていうのが最近の目標です。

番組の思い出「神さまぁ~ず ~ マルさまぁ~ず」

TBSの深夜帯でやっていたさまぁ~ずの深夜番組シリーズ。
番組名を
神さまぁ~ず→マルさまぁ~ず→ホリさまぁ~ず→マルさまぁ~ず
と変えながら、ひたすらくだらない企画に取り組み続けた。

企画の一例としては

・風に飛ばされたピンマイクの風防を探して、見つけられなかったら罰金
・商店街で思いついたミニゲームで勝負し、最終的な最下位はパンチパーマ
・見よう見まねで新体操に挑戦し、1点取れるまで終われない
・ゆるゆるのズボンで引っ越しの手伝いをし、パンツが見えたら罰
ブラマヨ小杉に変な格好をさせてツッコミを予想する

とか。
凄まじいくだらなさだったんだけど、めちゃめちゃ面白かった。

深夜帯、さまぁ~ず、中堅ゲスト芸人、この辺の組み合わせが絶妙で、肩の力を抜いて気軽に楽しめたのが大きい。
何かの番組で土田晃之がさまぁ~ずを「企画でガチガチに固めるよりも深夜で自由にさせた方が輝く」って評してたが、まさにその通りだなと。
ただただ芸人たちとくだらないことやってるだけなんだけど、みんな楽しそうだし、面白いし。

で、誰かをストレートに傷つけたり、一般の人に迷惑かけたりってのも少なくて芸人がドタバタしてるだけってのも安心できた。
一般の人を痛烈にイジったり、芸人追い込んでどうこうって番組も人気なんだけど、見てる時に心のどっかでヒヤッとする瞬間があったりする。
そういう不安、不穏みたいなものもまあ面白さの一要素だとは思うんだけどさ。

最近だと『くりぃむナンチャラ』がこれに近い番組かも。
くりぃむナントカ』も人気だったけどゴールデンに行った結果、案の定テコ入れで元の良さが薄れて終わってしまった。

さまぁ~ずで言えば『神ギ問』も日曜昼に見るにはゆるくてちょうど良かったんだけど、ゴールデンに行って「店員が選ぶホントにおいしい○○」とかやり出して見なくなった。

ネットで「攻めた番組を!」って息巻いて滑ったり、安パイ置きにいって流行った番組の粗製乱造したりするより、今のテレビで面白さ追求することはホントに無理なんかなあって考えてほしいよ。


という、とある視聴者の思い出とワガママでした。

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