普段ゲームをやらない人まで夢中になっているのは凄いと思う。さすがポケモン。俺はというと、ポケモンにそれほど思い入れが無いせいか、やる気があまりない。
こう書くと、「天邪鬼かよ!」とか思われる気がしてしまうのは悪い癖だ。
子供のころを思い返す。ポケモン赤は持っていたが、それよりハマっていたのはメダロットやロボットポンコッツだった。そう、コロコロじゃなくてボンボンだったのだ。
コミックボンボンはすでになくなった。時代の流れは残酷なものだ。
思えば、ミニ四駆やポケモンにハイパーヨーヨーにビーダマン、マリオにカービィ、マツイくん(キヨハラくん)や学級王ヤマザキなどのキラーコンテンツを擁するコロコロによく対抗できていたと思う。
いや、対抗出来ていたのか…?
ボンボンのメインコンテンツの6割はガンダムだった。武者ガンダムに騎士ガンダム。テレビでやってるガンダムのコミカライズにプラモ漫画にギャグマンガ。グラビアではガンプラの改造コーナーがあった。どんだけガンダム押しやねん。
それ以外だと、ハードすぎるロックマンX、エロ過ぎるがんばれゴエモン、マガジンZに移籍した王ドロボウJING、へろへろくんとかクロちゃん。面白いんだけど、流行った記憶は無い。ものすごくプッシュされていた大貝獣物語をベースにした「召喚王レクス」もやってるやつを見たことがない。
ロックマンも新作が出なくなって久しい。ゴエモンもPSあたりで一気に消えた。ガンダムは続いているが、メインの客層が変わった。ことごとく、時代の流行を掴めなかった雑誌だった。
一つ、思い出深い漫画がある。増刊号に乗っていたガンダムの漫画。
ジャンク屋に勤務するアル中のパイロットが主人公(ジョニー・ライデン)。彼は隕石との衝突によって偶然廃コロニーの中へ。
兵士時代の悪夢にうなされながら目覚めると、自分を取り囲むMSのゾンビ達が。
そんな中現れた恋人の幽霊。
彼女はMSの残骸が寄せ集まった化け物から主人公に「また一緒になりましょ?」「あなたを許す」と呼びかける。主人公は涙を流し、狂気の笑顔を浮かべながらこう答える。
「それは出来ない…だってお前殺したの…俺じゃん」
主人公が軍に所属していたころ、作戦上の都合によって自らの手で恋人を殺してしまっていたのだ。主人公は涙を流しながらMSの化け物を破壊する…
なんちゅう漫画だ。
ちなみにあらすじはうろ覚えなので、間違っているところもあるかもしれない。今まで中々タイトルがわからなかったが、最近になって単行本があることがわかった。
以下に収録されている「DEAD ZONE」だ。
- 作者: 高山瑞穂,おとといきたろう,馬場康誌,加登屋みつる
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2006/01/23
- メディア: コミック
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コロコロ派はリア充でボンボン派はオタクになる、という言説がある。そらそうなるわな。