何やかんやあって、いろいろと幅広くメタルを聞いてみた。すると、新人、国籍問わずバラエティ豊かな面々があちらこちらで活躍している。
微力ながら、応援の意味も込めて紹介しておきたい。
Native Construct
2011年結成のアメリカ出身プログレッシブメタルバンド。
これがデビュー曲だってんだからすごい。複雑なプログレメタル感で始まったと思ったら、突然ジャンルが変わったかのように優良なポップスをやりだす。それが徐々に力強くなっていき、最終的にメタルに帰ってくる。
この怒涛の展開を一曲の中に詰め込んでいる。様々な音楽の影響が感じられるが、それらをミックスアップしてオリジナルへと昇華させる器用さが凄い。
ただ、一抹の不安があるのが、このスタイルでどこまでやってくれるのかということ。デビュー作が出来が良すぎる。こっから先これ以上が出てくるとしたらそれこそ大物になると思う。
期待を持って応援したい。
ちなみに、彼らの最近のお気に入りのバンドは「きのこ帝国」だそうです。
Deafheaven
2010年結成のポストブラックメタルバンド。
評論家からの高評価もあって、若手有望株の筆頭というところか。
ブラックメタルサウンドにプラスされているのはシューゲイザー。轟音フィードバックギターとブラックメタルの組み合わせは、ブラックメタルの禍々しさに哀愁を加えることに成功していると思う。
激しさと切なさと、モダン感がある。ニューアルバムはそこまで評価されてはいないが、まだまだこれからのバンドだ。将来が楽しみ。
RUSSKAJA
2005年、オーストリアで結成されたロシアン・ターボ・ポルカバンド。なんだそのジャンル。
民族音楽感と、ハードなサウンドが交互に襲ってくる。おまけにこのPVのキレっぷり。狙ってやってるのか素なのか。「ENERGIA!!!」と絶叫したと思ったらコサックダンス。
あまりに楽しすぎる。ごちゃ混ぜ感が心地よい
Kontrst
こちらもオーストリアのバンド。2000年結成。
RUSSKAJAと比べると、全体的にまとまりがあるように感じられる。映像を見ればわかるが、客の盛り上がりが半端ない。サビ前、デデッデデッ→ハイッ!!の辺りからも分かるように、盛り上がりポイントが多数散りばめられている。メタルの気持ちよさとエキゾチックな気持ちよさ。
民族音楽とメタルというのはなぜこうも相性がいいのか。
ShredHead
イスラエルのメタルというと、Orphand Landが思い浮かぶ。彼らもエキゾチックなメロディが一つの売りだ。
それに対しShredHead。直球過ぎるほど直球のスラッシュメタル。○○スラッシュとかではなくて、純度100%のスラッシュメタル。清々しささえ覚えるその姿勢。
それでいて、何かの焼き増しではなくキチンとオリジナリティがある。こういうストレートなアプローチも大好きだ。
SABATON
1999年に活動を開始したスウェーデンのウォーメタルバンド。
ウォーメタルというのはヴァイキングメタルの一種で、戦とか古の戦士みたいなものをテーマに掲げ、その勇壮さを歌うメタルだ。
そんなウォーメタルバンドの最新曲がこれ「城山」。くどい位のサムライ推し。
サビが
「官軍は500人のサムライを前にしても、ものともしない!」
だもの。いったい何をモチーフにしたのか聞いてみたい。それでもこのむせかえるほど勇ましい感じは嫌いじゃない。
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一旦このぐらいに。とりあえずナパームレコーズとニュークリアレコーズを抑えとけば大体いいんじゃねえかな(適当)