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吐き捨て系日記

とある20代男が考えを整理するためにブツクサ綴る、ほんとにただの日記です。

大統領選挙とカルチャー

shiba710.hateblo.jp

 

政事には疎いので、リベラルがどうとかポリコレがとうとかは特に述べないでおく。

上の記事にもあるように、反トランプ派に回った俳優やミュージシャンはたくさんいた。

 

ロックと政治、という繋がりを思い返せば、イギリスのパンクや2000年代のアンチブッシュムーブメントなんかが思いつく。

「音楽は世の中を変える」

そう言われてきた。

 

しかし、この現状はどうだ。

トランプ支持者は何を見て、何を聴いていたのか、誰も想像がつかない。ヒットチャートを賑わすポストロックやR&B、ヒップホップか。あるいはクラブのEDMか。

多分、どれでも無いんだろう。

 

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俺の好きな映画に『レスラー』というのがある。

 

レスラー [DVD]

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 かつてスターだった男が、落ちぶれた現状から這い上がろうとする物語だ。

この中でこんな会話がある。主人公のランディと女性の会話。

 

ランディ「80年代は最高だった。ガンズ、モトリークルー。あの頃の音楽は最高だ」

女性「でもニルヴァーナが出てきて…」

ランディ「90年代は最悪だ」

 

 

うろ覚えだけど。まあ時代に取り残されたやつの悲しい会話、という描かれ方をしている。ただ、大統領選挙の結果を見るに、こういう人は思った以上に多かったんじゃないか。

ロックは何を歌ってきたのか。映画は何を映してきたのか。

 

「隠れトランプ」なんて言われているけれども、正しくは「隠してきた」んじゃないか。

 

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inak555.hatenablog.com

 

 

inak555.hatenablog.com

 

 

 この辺の記事で、「ロックは内向きになってしぼんでいった。いろんな境界を越えていかなければ」みたいなことを書いた記憶がある。実際、俺もそうだと思うんだけれど、その一方で「変わらない」ことで価値を得ているロックってたくさんあるんだよな。

 

前にベビメタの記事にコメントくれた人は「80年代の商業メタルはひどかった」みたいなことを書いていた。

 

その変わらないロックとか80年代の商業メタルを聞いている「古い」人は今でもめちゃくちゃ多いんだろう。というか、俺も半分そっち側の人間だし。

 

その姿勢に対して厳しい指摘をする音楽評論家なんかは多くて、俺は肩身狭い思いをしてた時期があった記憶がある。彼らの価値観からすると、「音楽を好きな人」の勘定に入ってないのかもしれない。

俺はそこで、「このままじゃよくないな」と新しいものにも積極的に触れるようにしている。でも基本的な感性まで変えるのはまだ時間がかかりそうだけれど。

 

 

今回の選挙だけじゃない。イギリスのEU離脱もそう。

グローバル化、その勘定に含まれなかった人々。情報化社会、そのネットワークに乗らない人。

そういった「枠外」に追いやられた人の存在を忘れていたんじゃないか。

「過去」に追いやったものからの復讐とでも言えるんじゃないか。

 

なんかそんなことを思った。

 

じゃあどうするのか。また昔に逆戻りして「やっぱ昔が最高」ってなるのか。そうじゃないだろう。戻ったなら、やり直せばいい。

見逃してきたものを見直せばいい。

 

それは自分でやらなきゃいかんな。

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俺は正直、レトロ趣味なところはある。同時に、「最新のもいいじゃん」みたいなブレブレな感じ。まあいいとこだけつまみ食いするみたいな、ある意味ズルい立ち位置かもしれない。

もしアメリカ人だったら、俺はどっちに投票しただろうか。よくわからない。

 

 

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「良い未来」を目指して歴史を動かした結果、切り捨てられて「無かったこと」にされた過去が復讐に来るってのはまんま『クロノクロス』というゲームのストーリー

っぽいなと思ったり。

 

ていうかまあ、「勝つ側」に音楽がいなかったってのがビックリしたってことなんだわ。こう書くと勝ち馬乗りっぽいけど。