LINKIN PARKチェスター逝去 国内外ミュージシャンが悲痛な追悼コメント - コラム : CINRA.NET
あまりにショックだった。
俺らの世代にとっての「カッコいい洋楽」の原体験の一つがリンキンパークだったと思う。
ビートルズと80年代ハードロックしか聞いたことなかった俺には、真っ黒い「メテオラ」の装丁は凄く刺激的だった。
へヴィで、ラウドで、それでいてメロディアスな彼らに、中学生の俺が夢中になるのは当然とも言えた。
そこからもう10数年経ったけれども、いまだに地元の友達と話せば「リンキンがさあ…」なんて話になったりする。
そのぐらい、俺らには衝撃的だった。
まあ、歴史を振り返ればロック斜陽の時代だったのかもしれない。実際、メタル界隈やラップ界隈からも叩かれてたみたいな話もたまに聞く。
ネット上では「ガキが聞く洋楽」みたいにバカにされたりする。
そんな思考停止した奴の話なんかどうでもいいんだけど。
ともかく、2000年代初頭を生きた俺にとっては無くてはならない存在だった。
それがこういう道を辿るとは…
チェスターに何があったのか。結局は本人にしか分からないから憶測で物は言えない。
ただ、初期リンキンで歌われていた「自己の喪失」みたいなものの存在を想わずにいられない。
しかし、そうやって歌詞を勝手に解釈して語って、勝手に彼を「伝説」みたいな箱に押し込んで飾るのはよくない。
どうやったって今はむなしい。
リンキンパークは新譜を出したばかりだった。
落ち着いたらまた聴こう。