TBSの深夜帯でやっていたさまぁ~ずの深夜番組シリーズ。
番組名を
神さまぁ~ず→マルさまぁ~ず→ホリさまぁ~ず→マルさまぁ~ず
と変えながら、ひたすらくだらない企画に取り組み続けた。
企画の一例としては
・風に飛ばされたピンマイクの風防を探して、見つけられなかったら罰金
・商店街で思いついたミニゲームで勝負し、最終的な最下位はパンチパーマ
・見よう見まねで新体操に挑戦し、1点取れるまで終われない
・ゆるゆるのズボンで引っ越しの手伝いをし、パンツが見えたら罰
・ブラマヨ小杉に変な格好をさせてツッコミを予想する
とか。
凄まじいくだらなさだったんだけど、めちゃめちゃ面白かった。
深夜帯、さまぁ~ず、中堅ゲスト芸人、この辺の組み合わせが絶妙で、肩の力を抜いて気軽に楽しめたのが大きい。
何かの番組で土田晃之がさまぁ~ずを「企画でガチガチに固めるよりも深夜で自由にさせた方が輝く」って評してたが、まさにその通りだなと。
ただただ芸人たちとくだらないことやってるだけなんだけど、みんな楽しそうだし、面白いし。
で、誰かをストレートに傷つけたり、一般の人に迷惑かけたりってのも少なくて芸人がドタバタしてるだけってのも安心できた。
一般の人を痛烈にイジったり、芸人追い込んでどうこうって番組も人気なんだけど、見てる時に心のどっかでヒヤッとする瞬間があったりする。
そういう不安、不穏みたいなものもまあ面白さの一要素だとは思うんだけどさ。
最近だと『くりぃむナンチャラ』がこれに近い番組かも。
『くりぃむナントカ』も人気だったけどゴールデンに行った結果、案の定テコ入れで元の良さが薄れて終わってしまった。
さまぁ~ずで言えば『神ギ問』も日曜昼に見るにはゆるくてちょうど良かったんだけど、ゴールデンに行って「店員が選ぶホントにおいしい○○」とかやり出して見なくなった。
ネットで「攻めた番組を!」って息巻いて滑ったり、安パイ置きにいって流行った番組の粗製乱造したりするより、今のテレビで面白さ追求することはホントに無理なんかなあって考えてほしいよ。
という、とある視聴者の思い出とワガママでした。