吐き捨て系日記

もう30になっちゃう男が考えを整理するためにブツクサ綴る、ほんとにただの日記です。

AIに超ビビった話

具体的な名前出すのもマズいと思うのでボカすが、AIを利用したエロ動画ってのが徐々に日本にも広まってきている。
有名人の顔画像を何万枚も読み込ませて、それをAVの女優の顔と入れ替える。
すると、あたかも有名人がAV出てるような動画が作れちゃうっていう。


噂には聞いていたが、こないだTwitterで偶然チラッと見かけた。
まあビビりましたね。


体格や髪型が似ている素材を選んでいるとはいえ、言われなかったら「本物か?」と見間違ってもおかしくないようなもんだった。

今はまだ人間が画像や動画の素材を大量に用意して、マシンパワーのあるPCで時間かけて作ってるような段階。


でも初期段階でこれなわけだから、技術がさらに進んだらどうなっちゃうのか。
今の障壁である素材選定やマシンパワーだってあっという間に解決しちゃいそうな気もする。

そうなったら、お気に入りの美人があられもない姿でアレやコレやしてる映像が自由に手軽に作れちゃうんだろう。

そうなった時、人はどうなるんだろうな。


まあ、エロの話を抜きにしたとしても、
理想に限りなく近づいたフェイクと、一生届かない現実と。
人はどっちに惹かれていくのだろうか。


音声合成で好きなこと喋らせるような技術もあるわけで、そこにVRなんか混じった日にはホントに「仮想現実」の方が魅力的な世界になっちゃうんじゃないか。


そして、そこで「素材」として消費されていく現実の有名人の人権は?とか
仮想現実で好きなもんが見れるとしたら現実の価値は?とか
目や口、身長から何から全て理想で作りあげられた仮想の人間が産み出されたとして、そこに人権を見るのか?とか


なんかそんな暗いことを考えてしまった。

AIが曲作ったり脚本書いたりってのも行われてるらしい。NetflixなんかはキャスティングをAIによって行ってるとか。
もし、自分の理想の映画や音楽すらもAIが作ってくれるようになったら。
最高の演技をしたり歌を歌う最高のキャストをAIが自動で作って提供するようになったら。
「人間が作るから価値がある」なんてことすら言えないほど進歩しちゃったら。


抗えるのか、そんな誘惑に。