年は開けても相変わらずの生活のようで、ダラダラ仕事をしつつゲームしてる日々。
貯まったプレイ感想を書き連ねるぐらいしかやることなし。
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リリースは2015年ということで、これも「今さらかい」という感じのプレイ感想。
シリーズとしては1から3までプレイ済み。
特に2からRVまでのエツィオ編にはどっぷりハマっていたものの、3の操作感に慣れず、ハードの世代が変わってからはこれが初めて。
ユニティがバグまみれで評価すげえ低かったとか、オリジンズ以降はゲーム性変わってほぼ別ゲーみたいなのは知っていた。
そんなわけで以下プレイ観。
概観
この作品以降アサシンクリードはハック&スラッシュを中心としたアクションゲームにそのスタンスを変えていったということで、「古い街並みをパルクールアクションで駆け回り暗殺」という昔ながらのアサシンクリードが楽しめるのはこれが最後らしい。
産業革命時代のイギリスを舞台とし、相変わらずのテンプル騎士団との争いを描いた本作。
やってみて感じたのは「良くも悪くも昔ながらのアサシンクリード」であること。
古い町並みを縦横無尽に駆け回る楽しさ、グラフィックの美しさ、観光ゲームとしての魅力は相変わらずの高水準。
その一方で膨大な収集要素、作業的なサブクエストの数々などストレスの貯まる要素も相変わらず。
ストーリー
テンプル騎士団が支配するロンドンを解放する、というのが一応メインの流れなのだが、全体的に説明不足というか流れが性急。
なんで主人公兄妹がそれを行うのか、というスタートから仲間が増えていく過程まで「何で?」というのが頻繁に発生する。
特にギャング団を俺らも作ろうぜ!のくだりは、どこでどうなって決まったのかよく分からない。
全体としては相変わらずのアサシンクリードという感じだが、主人公の行動原理の描写や仲間との交流含めやり取りが淡泊であんまり乗っていけなかった。
これは暗殺ターゲットの描写も同様。
比較になってしまうが、家族を殺され全てを失って再び立ち上がるエツィオや自らの出自に立ち向かうコナーなどと比べると、二人の行動がかなり軽いというか思い付きで動きすぎではという気がしてしまう。
現代編のストーリーに関しては過去シリーズ知らんかったら何も分からんのでは?という感じ。
デズモンドがいない分、あんまり興味も持てなかったし。
ゲームシステム
ここはほんとに相変わらず。
建物に登る。
隠れる。
煙幕やナイフを駆使して暗殺する。
カウンターで戦う。
ロープランチャーの有無はあるものの、初期とそんなに変わらない。
最初から最後までナイフが強すぎじゃねえかとか、ダーツってもっと使い道無かったっけ?とかはあるがまあ「アサシンクリード」って感じ。
サブクエや収集要素はかなりあるものの、これが非常に手間。
代り映えのしないクエストを何度も何度もこなす必要がある。
宝箱や各種収集アイテムもこんなに用意する必要あったんか?ってぐらいある。
それらを全部集めてどうなるか、っていうと多少強い装備がゲットできる程度なのだが、取ったとして劇的に強くなるわけでもなく、ほんとにコレクション要素でしかない印象。
クエストの中では馬車レースの難易度が別格で高い。
馬車のスキルを全部抑えても勝てるかどうかに運がかなり絡んでくる。
ぶっちゃけかなりストレス。回数も多いし。
レベルデザインにも疑問符が付く。
本作ではクエストのクリアやアイテムの収集によって経験値が得られ、一定値に達するとスキルポイントが獲得できる。
それらを振り分けることでスキルを獲得、一定数獲得するとレベルアップという流れ。
しかし、そもそもスキルの数がそれほど多くないので、適当にサブクエをこなしていると中盤辺りで全スキル取り切れてしまう。
装備の中にはストーリーで解放のものと収集やレベルで解放のものがあるが、上記の理由からストーリー解放の装備を通り越して最上位装備に中盤でたどり着いてしまうなんてこともザラ。
一応兄妹で取得できるスキルや装備に若干の違いがあるものの、経験値や武器は共有なので素材や金さえあればすぐに両者とも成長しきってしまう。
後は淡々とこなしていくだけ、というプレイ感に個人的にはなってしまった。
隠密スキルが強力なエヴィーを使いがちになるし。
感想
最初に書いた通り「良くも悪くもアサシンクリード」な作品。
これ以降ゲーム性が大きく変わっていったのも頷けるというか、ここがさすがに潮時だったんだろうなと。
つまらんというつもりは無いが、シリーズを通して遊んでいるが故に「その楽しさはもう知ってる」というタイミングが多くなってしまったように感じる。
悪かないけど手放しでも褒められない、というのが最終的な感想。
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個人的にアサシンクリードは3までかな。