吐き捨て系日記

とある20代男が考えを整理するためにブツクサ綴る、ほんとにただの日記です。

今、WWE女子部門が面白い

新日本プロレスが絶好調らしい。
先日のドーム大会も4万近い客入りに加え、ネット配信の加入者もかなり増えたとか。
今まで興味なかったけど最近見始めた人、昔ハマっていて最近また見だした人など、様々な客層が増えていそうだ。


そんなタイミングで俺がオススメしたいのはWWE
アメリカ最大=世界最大のプロレス団体だ。

中邑真輔をはじめ、戸澤陽、ヒデオ・イタミ(KENTA)など日本人選手の活躍も目覚ましいが、そんな中でも特に面白いのが女子部門だ。
簡単に紹介したい

(別にどっちかだけを見ろってんじゃなくて、両方見たら面白いんじゃね?って話です。)

今熱いWWE女子部門

なんで今WWE女子部門が熱いのか。
いくつかの要因がある。

・優秀なレスラーが多数参戦している。
・試合内容が格段に向上している。
・上2つに伴い、今までなかったような展開や試合が産まれるようになった。

こんな感じ。
これらを含めた女子部門の盛り上がりを「ウィメンズレボリューション」と呼ぶこともある。
これは、新人発掘番組だったNXTが団体として確立した2012年ごろから始まり、NXTでデビューした選手が経験を積み、上位番組であるRAWやSAMCK DOWNでデビューするという流れが生まれたことが大きいだろう。

かつてWWEの女子部門に参加する選手はDIVAと呼ばれ、どちらかというと番組の花や恋愛劇のための要素としての側面が強かった。(最も、男子顔負けのファイトを展開するDIVAも昔からいたが。)

それが今やPPV(金払って見るデカい大会)のメインを務めたり、女子だけのロイヤルランブル(勝ち抜きバトルロイヤル)が開催されるなど、注目度がかなり高まっている。

つーわけで、今見といて損はねーよってことである。

注目選手

この選手見とけば間違いねえよって選手を紹介しておく。

アレクサ・ブリス(RAW)

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アレクサ・ブリス | WWE | スポーティングニュース・ジャパン

現RAWチャンピオン。
昔はチアリーダーみたいなキャラだったが、現在はゴスパンクっぽいメイクと衣装(ハーレイクインというアメコミキャラがモチーフ)で、小生意気な王者といったスタンスで活動している。
女子選手の中でも背が小さく非力に見えるが、体操上がりの身体能力で華麗な飛び技も決める。何より感情表現が上手いので見ていて飽きない。
カウント返されたときにジタバタするのとか可愛いし。

サーシャ・バンクス(RAW)

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サーシャ・バンクス | WWE | スポーティングニュース・ジャパン

ニックネームは「ザ・ボス」
従兄弟はあのスヌープドッグ。レッスルマニアでは彼の生ラップで入場してきた。
派手な髪色と前が見えにくそうなサングラスがトレードマーク。
細身だが、非常にパワフルな試合に定評がある。後述するシャーロットとの王座の奪い合いは名勝負。

シャーロット・フレアー(SMACK DOWN)

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シャーロット・フレアー | WWE | スポーティングニュース・ジャパン

現SMACK DOWNチャンピオン。
名字から分かる通り、日本でも活躍した名レスラー、リック・フレアーの娘。
顔もそっくりだ。
父親譲りのアピールやテクニックに加え、ずば抜けた身体能力を活かし圧倒的王者として君臨している。
サーシャとともに、女子初のヘル・イン・ア・セル(金網デスマッチ)を戦った。

ASUKA(RAW)

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アスカ | WWE | スポーティングニュース・ジャパン

日本では華名という名前で活躍していたレスラー。
NXTでデビュー後無敗のままチャンピオンになり、そのまま500日以上チャンピオンで居続けるという圧倒的な強さを誇った。
そのまま昇格すると、5WAYイリミネーションマッチでいきなり大トリ→1人で2人やっつけて勝利するなど強さは相変わらず。

ペイジ(RAW)

NXTからの昇格組としては古参。
ディーヴァ王座を何度も獲得するトップレスラーだったが、プライベートで色々(マジで色々)あって退団。
復帰するとかしないとか言われていたが、手下を引き連れて昨年電撃復帰。

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「あたしがいねえ間に好き勝手やってくれてんじゃん」と、nWoばりに女子戦線を荒らしまわっている。
(※追記)と、思ったら試合中のケガで引退の危機だそうな。せっかく面白くなってきたとこだったのに惜しいなあ。

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こんなもんかな。
この他にも、ザ・ロックの親戚であるナイア・ジャックスとか抱きつき魔ベイリーとか個性豊かな面々がいる。
ていうかRAWに人材偏りすぎじゃねえ?

どうやって見るんよ?

テレビならJ-SPORTSで見れる。

www.jsports.co.jp


ネットならDAZNで見れる。

www.dazn.com


「まだよくわかんねーから、金払うのためらうなぁ」って人にお勧めなのはYoutubeWWEオフィシャルチャンネル。

www.youtube.com


「名勝負ベスト10」みたいなランキング動画や直近のハイライト、インタビューなんかが無料で見れる。たまに、1試合丸丸見れたりするのもすげえ。
ここで見るだけでも相当楽しめるので、まずはこっからがいいんじゃなかろうか。


といった感じでWWE女子部門を紹介した。
ただまあ、男子部門ももちろん面白いんで気が向いたらちらりと見てほしいなあ。
日本のスタイルとはまた違ったプロレスが楽しめまっせ。
で、日本のプロレスもこれまた面白いので、どっちも見逃せねーなってことで。

あけました、おめでとう

2018年になりました。今年もやっていきましょう。

というわけで、今年の目標を箇条書き。

競馬で収支プラス

ライブ、フェスにいっぱい行こう

いい加減、転職の準備

デカめの旅行に行こう

具体的にどれがどう、ってのは実現してから書きます。

年末から年始にかけても、色々な出来事もありましたな。
そういうのも語りつくされてるから、俺が改めて言うことも特になく。

ただ、明るい話題ってのが年始の割に少なくない?という印象はある。
自分の周りぐらい楽しくしてえよな。

2017年に聞いた曲(年末)

年の瀬に嫌な話して終わるのもなんかアレだな、ってんでまた曲を紹介するだけして終わろう。

Ghostemane

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ラップ業界は相変わらず人材豊富。
ポストマローンやLil peepなどのブラックコミュニティ外のラッパーの台頭も目覚ましいが、そんな中で俺が気に入ったのがこのゴーストメイン。
メタルかハードコアかってなシャウトと高速ラップ。
インダストリアル風の雰囲気もあるトラック。そして全体を覆う暗い雰囲気。
暗めのラップ、グランジの雰囲気を持つラッパーが増えてきているらしいが、これもその一つなのだろう。

Scarf & the SuspenderS

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バンドスタイルのラップグループ。
フロントマンのScarfだが、実は結構前から知っていた。
というのも、俺が愛読していた雑誌「ファミ通waveDVD」に出たことがあるからなんだよな。

番組でカスタム筐体(ゲーセンにあるやつ)を作り、それを読者プレゼントするっつー太っ腹な企画があったんだが、それに当選したのが彼だった。
当時も仲間たちとラップをしていたが、時を経てこういった形で世に出てくるとは。
曲もカッコいいし、随所に挟み込まれる「昇竜烈破」などのワードにもにやりとさせられる。

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昔っからカッコいいじゃん。

Code Orange

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今年のグラミー賞「最優秀メタルパフォーマンス」にノミネートされた一曲。
グラミー賞のメタル冷遇は有名な話ではあるが、こういった楽曲が評価のテーブルに乗ること自体は良いことだと思う。
俺が思うメタルというジャンルの良さに、「変わらないものはずっと変わらないという頑固さと変わる時は極端なほど変わるふり幅」がある。
そういった意味で、変わっていこうとするこういったメタル勢が評価されるのは嬉しい。

Chthonic

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台湾のブラックメタルバンド。
アジアンテイストをふんだんに取り入れつつ、ブラックメタル(というよりフォークメタルとかの方が近いか)にまとめ上げたサウンド。
メンバーに国会議員がいたり、すげえ美女がいたり、まあそういうとこも気になるんだけどやっぱサウンドがカッコイイ。
台湾、中国、モンゴル辺りには結構こういうバンドいたりするので、来年もチェックを欠かさないようにしたい。

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来年も楽しく音楽探していきたいなあ。
あとライブももっと行きてえ。

いじられても別に美味しくは無い

「童貞いじり」ってのが話題になってますな。

発端となったセクハラ告発自体の存在感が薄れてんのは残念なので、それはそれでしっかり詰めろよ。

hagex.hatenadiary.jp


で突然自分の話をするけれど、俺は中学時代どちらかというといじられキャラだったように思う。
やれ「デブだ」「オタクだ」「エロだ」と。
俺もそれを甘んじて受けて、そのキャラを演じてたような部分もあったわけだが。

ただね、いじられてる方は別に楽しくないし、いじられたから何かいいことあったわけでも無いんだよな。


よくテレビの中で「美味しい」なんて言葉を見かける。
間違いを指摘されたり、出来ないことを責められたり、肝心なとこでミスったり。
そういうのがあった後に、「でも美味しい」みたいなオチになる。

これは、テレビにおける関係性の中での美味しさを指している。
ミスったり、いじられたりすることで露出が増え、存在感を示す。
それがそのままテレビ人としての収入などに直結する。

だから「美味しい」のだ。

その「美味しさ」をね、一般の中でやっても成り立たねえのよ。
俺は芸人じゃねえから、いじられキャラとして確立されても嬉しくもなんともないし。
金になるわけでもねえし。


ましてや、デブだ童貞だ、社会的にマイナスとされてる価値観を反転させて「だからいいんじゃん」みたいな感じでいじられるなんてもっての外でさ。
俺だって痩せたいしモテたいし、レッテルなんか貼られたくはない。

もう名指しで言うけどはあちゅうの童貞いじりってのは「童貞は可愛い」「童貞は純粋」みたいな感じじゃん。押し付けられたこれらの、一見プラスに見えるいじりは更なる地獄でしかないのよ。

「お前そのままでいろよ」ってことじゃん。離れる理由すら奪われるわけじゃん。
そして、「自虐」という最後の武器すらも失ってしまうんですよ。

童貞を愛玩動物にしたところで、それは居場所でもなんでもないし誰も救われない。
童貞ブームだ?人のコンプレックスをブーム呼ばわりすんなよ。
コンプレックスの捉え方も、程度も、人によって異なる。
いじったってケロっとしてるやつもいれば、自殺するほど悩むやつだっている。
それを一緒くたにして「いじる」から問題なんだよ。

 

一般社会の中における「いじられキャラ」ってのは苦肉の策なんだよ。
基本的には強い奴から押し付けられるものだし、自分からいじられる側に回るなんてのはもう屈辱以外の何物でもない。

意識的にやってんのもタチが悪いが、無意識にやってるとしたらなお悪質だ。
「いじる側」と「いじられる側」という空気を読み取る力が強いんでしょう。
強者としての経験で身に着くものなのかな。


一度振り返ってみろ。その「いじり」は誰のためだ。
その「いじり」によって誰が得をした。


ていうか根本から言えばさ、酒の席でもねえのに「セックスしたか、してないか」みたいな話を延々してんじゃねえよって話で。
下品なんだよ。

スターウォーズ/最後のジェダイ(2017)※ネタバレあり

starwars.disney.co.jp

スターウォーズサーガの最新作。

前作「フォースの覚醒」から始まる新たな物語。

IMAXで視聴してきました。
作品以外で気になったのは、上映前に流れるCMかな。

アンジュルムの新曲のCMがガッツリ流れてビックリしたぞ。


前作「フォースの覚醒」は新シリーズの幕開けとして一定の評価は得たものの、「ファン向けのノスタルジーが過ぎる」という指摘も多かった。

俺は結構楽しめた口だが、友人は「フォースを感じない」との一言で切って捨てていた。
賛否はあれど、今後どう転んでいくか、そこが注目されていた。

そんな中で今作です。以下ネタバレ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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神話との決別

今作で終始言われ続けること、それは「過去を捨て去る」ということ。
暗黒の手が入っていたとはいえ、カイロ・レンを闇に堕とすきっかけを作ったことを後悔し続けるルーク。自身の親、出自について固執するレイ。英雄の息子であり、伝説のジェダイ一族の血を引くことに悩み、自ら伝説になろうとするカイロ・レン。

彼らは、みな過去に悩まされ続ける。

ルークは過去から決別するため、ジェダイの教えが記された書物を焼き払おうとする(手を下したのはヨーダだが)。カイロ・レンは自らを鍛えたスノークを殺害し、自身が頂点に立つ。レイは自分が特別な存在で無いことを自覚し、それでも戦うことを決意する。

過去あるいは神話から自分を解き放ち、そうして彼らは先へ進むことを選ぶ、そういう話だったように思える。

そしてその神話とは、過去のスターウォーズ自身でもある。

「選ばれしもの」が目覚め、悪と戦い、銀河を救う。

その再生産の輪から離れようということ。ヨーダ曰く、「カビの生えた」ものからの脱却。

「過去からの~」というと、前回書いた記事とも重なる部分がある。
「昔は糞だったわ」と急に言い出して腐す、そういう態度を俺は指摘した。
今作にそういった空気を感じた人もいるようだ。過去に対するリスペクトが無いと。

ただ、過去へのリスペクトは前作で散々やったじゃねえか、という気もしている。それを踏まえて、俺はこっちに行くよ、という態度。
過去を無に帰した、とは思わんけどな。

ルークはジェダイを腐すわりに、後生大事に教典を取って置いたりしていたわけだ。
そういうことじゃねえだろと。
大事なのは、過去を受け継ぎ先へ進むことであって、残しておくことではない。
いつまでも昔の話してんなよ、ってえことだと俺は受け取った。


あと登場人物の動機がわからん、という意見も多い。
個人的には、

レイ…親もおらず、ただ淡々と生き続けていた中で生まれたアイデンティティにすがろうとする。
カイロ・レン…生まれながら与えられた過剰なアイデンティティからの逃避
ルーク…自身のアイデンティティを全う出来なかった後悔
フィン…レイと同じ悩みを抱えているが、何も持っていないことに対するコンプレックス

という風に感じている。

「らしさ」との決別

実際に見るとわかるが、今作の反乱軍は終始グダグダだ。行った作戦が何一つ成功していない。
冒頭の爆撃戦、デストロイヤーからの逃亡、基地での籠城作戦。全てが失敗している。
スターウォーズ、ということで俺らが見てきたのはその逆だ。

イムリミットギリギリで敵の中枢を爆破して敵に大ダメージを与える。
エースパイロットが敵に突っ込み、デススターを撃破。
帝国の目を盗んで逃げおおせる。

そういうものをずっと見てきた。
今回もそうだろう、と思ったものは全て裏切られる。

エースは余計な事しかしないし、司令官は融通が利かずに逃げようとするし、タイムリミットはあっさり迎えるし、秘密作戦はバレバレだ。

これは、悪い言い方をすれば「逆張り」と突っ込むことも出来る。
メタ的に、お約束を裏切るという行為。

正直ストレスは貯まる。


でも、そこまでしなければ、リセットは出来なかったんだろう。
誰もが期待する「らしさ」、前段で述べた「神話」、そこから抜け出す。
それを「逃げ」と断ずることも出来るだろうが、俺はそうは言いたくない。

上手くは言えないが、ガンダムシリーズで似たような経験をしたことがあるから。
アムロとシャア」「ニュータイプ」の物語でしかなかったガンダムと、そこから脱却するために戦ってきた作品群を知っているから。

ラスト付近、基地からの脱出をする際に、自分に指示を仰ぐ目線を送る部下にレイアが言う。

「なぜ私を見るの?」

そう、もう主役はスカイウォーカーじゃない。それを受け入れなきゃならない。
物語は先へ進んだ。

評価

面白いことに、評論も真っ二つに割れている。

アメリカの評価サイト「ロッテントマト」では評論家の評価が90%を超える一方、観客評価は50%台だ。
映画評論家の町山智浩氏は鑑賞後Twitterで激賞し、ラッパーの宇多丸氏はラジオで酷評した。
その他、ファンの評価も極端に真っ二つだ。

ここまで乖離するか、ってぐらい評価が二分している。

で、どっちかに立ってどっちかを腐すような行為が一番醜いのでそういうのはやめような。

「こんなもんを褒めるのはスターウォーズファンでは無い!」
「真のスターウォーズファンなら褒めるべきだ!」

多分、そういうもんからも脱却したかったんじゃないのか。

劇中、デストロイヤーの鍵を破るために雇われた男が言っていた。

「世の中は裏表がある。どっちかに寄るな。気楽に生きろ」

うろ覚えだけど。

俺は…

で、俺は結局どうなのか。

前段にも少し書いたけど、映画的なツッコミポイントは多い。

あまりに作戦グダグダじゃね?
キャラクターの移動がシーンごとに繋がって無くね?
レイアの浮遊シーン面白すぎない?
紫のおばさんがさすがに融通きかなすぎじゃね?
ていかローズとフィンが恋愛する必要あった?

とかある。

ただね、そうは言っても面白かったという感想が最初に出てしまった。

レイとレンの共闘、ルークが一人でファーストオーダーの前に立つシーン、ルークが逝くシーン、夜空を見上げる少年。

これらのシーンで俺は「スターウォーズだ!」と思えた。

っていうか、リアルタイムで最初に見たのがエピソード1だったりするから、別にどれが良い悪いってのもあんま無いんだよな。

アナキン世代の作品ってボロカス叩かれてるけどさ。

「お前はスターウォーズを分かってない!映画を分かってない!」とか言われそうだけどさ。
俺にとっちゃこっちの方がスターウォーズなんよ。

昔の俺に正直に。

何度か話題に出してるAmazonプライムの番組『有田と週刊プロレスと』
相変わらず楽しく見ているんだが、その第2シーズン19回。

その回はいわゆる「高田vsヒクソン」のお話。

言い換えれば「プロレスと総合格闘技」。

ゲストのビビる大木は表紙を見た瞬間「これはよくないな~。これを語るのはよくない。」と声を上げる。
シーズン1で、「安生道場破り失敗」の回に出たケンドーコバヤシも同じようなことを言ってたのが印象的だ。

ま、内容は実際に見てくれって感じなんですが、俺がしたいのはそことは別の話。

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ふらりと番組の感想を見に2ch(今は5chなのか?)を訪れた。

デリケートな話題ではあるものの、思い出話で古くからのプヲタから最近のファンから、大いに盛り上がっていた。
そんな中で目に留まった、ぐっと来た書き込みがあった。
無断転載ってことになると色々めんどくさそうなので要約すると、

俺は当時から台本アリって分かってたよw。とかいうよりも「いやー当時はマジでガチだと思ってた」と正直に言えるプロレスヲタでありたい

という感じ。

プロレスの幻想が打ち砕かれた瞬間、というテーマだからこそ出てきた書き込みだと思う。
ヤオガチ論争は置いておくが、この姿勢は凄く大事だよなあと。

よく考えたら、何であんなもんにハマってたのかわからん

とか言い出すのってズルくね?ってこと。


熱中してたものからふと離れると、急激に冷めてしまうことは誰にだってあると思うんすよ。
ただね、自分が好きだったものを後から否定すんのは、当時の自分すらも否定することになってしまうんじゃないかって。

人は変わってくもんだけどさ、変わることは過去の否定ではないじゃん、と。

っていうか考えを変えるってことが凄い悪いことだと思われてる節があるんだよな。
だから、「俺は当時から考えが一貫している」というポーズを取ろうとしてしまうのかもしれん。

そういう人々の考えが積み重なると、多分全体の認識も大きく変わってくる。

プロレスの話に戻せば、「当時から分かってるやつはいっぱいいたよ」みたいな。
嘘こけ、映像を見る限りとてもそうは思えない熱狂っぷりだぞ。


一方で、「やっぱ昔が最高だわー」ってな具合で今現在を腐し続けるやつってのも相当厄介なんだけれど、それはまた別の話。

まとめると、カッコつけて昔の自分を貶めちゃうのは逆にカッコ悪いな、と思った次第です。
つーか、中学生の自分も今の自分もそんなに変わらんと思うしな。
開き直るわけではなく、昔の自分は自分、今の自分は自分でしっかり向き合わないといかんなと。

「俺は○○が一番カッコいいと思って追っかけていた。」

それの何が悪いんだよって話で。

だが、今はこのような選択をした、と示せればいいんじゃないのかな。

つって昔話しかしねえオッサンにもそれはそれで用はねえんだけど。

ローガンラッキーと、白人と田舎と

見たものは見たうちに感想を書いておく。

www.logan-lucky.jp

ローガンラッキーを見てきた。

監督はオーシャンズ11などで知られるスティーヴン・ソダーバーグ
主演はチャニング・テイタムに加え、スターウォーズの出演でも知られるアダム・ドライヴァー。そして、007のボンド役もすっかり定着したダニエル・クレイグ

あらすじ

将来有望なアメフト選手だったジミーは、足のケガで選手生命を絶たれた。
今では工事現場で働きながら、離婚した妻が親権を持つ一人娘に会うのが楽しみ。

弟のクライドはイラク戦争に従軍していたが、帰国直前に地雷で左前腕を失った。今は義手を付け、バーテンダーとして働いている。
ジミーは足のケガが原因で仕事を首になり、クライドはその義手を酔っぱらいにからかわれる。
酔っ払いとの喧嘩の後、兄弟はジミーが工事を行っていた巨大レース場の金庫を破る計画を立てる。
メンバーとして、爆弾のプロフェッショナルで現在は服役中のジョーとその兄弟を仲間に加える。

計画は少しづつ進行していくが、決行の日程に狂いが生じてしまう。
その結果、彼らは全米最大級のレース中に現金強奪を行うことに…

感想(ネタバレあり)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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オーシャンズ11の監督ということもあり、見る前はデコボコチームのドタバタクライムムービーなのかな、なんて思ってた。

しかし、この映画の本質は恐らくそこではない。

冒頭、主人公ジミーと娘のサディが車を修理しながら会話をしている。話題はジョン・デンバーについて。
ジョン・デンバーといえば「カントリーロード」や「太陽に背を向けて」で知られるカントリーの伝説的歌手。

そして物語の舞台はウェストバージニア州

カントリーロードは日本でも知られる歌だが、原曲の歌詞はウェストバージニアの山々の美しさと、そこへ帰りたい思いを謳ったものだ。

ウェストバージニアは白人が多い地域と聞く。そして同時に、貧しい州であるということもよく言われる。
隣のバージニア州では白人至上主義団体と、それに対するカウンター団体の衝突がニュースにもなった。

miyearnzzlabo.com

キャストを改めて見直してみても分かる通り、有色人種は皆無だ。黒人も刑務所のシーンで出てくるぐらいで、アジア人もヒスパニックもいない。

そう、この物語は「貧しい白人(ホワイトトラッシュ」そのものの物語なんだろう。

働いても全く裕福になれない、いわゆるワーキングプアなローガン兄弟。
アメフトのスター選手、アメリカ帰還兵という「英雄」になり損ねた二人。
そんな彼らの苦しみ、あがく姿こそがこの映画の主題のように思えた。


車のチョイスを見てもそれは分かる。ジミーは終始おんぼろなピックアップトラックに乗り、ジミーの元嫁も古臭いシボレーノヴァに乗り続ける。
新しい旦那がシボレーコルベットをわざわざ用意したのに。

 

BGMも特徴的だ。
まんまと大金を盗むローガン一味。その時、BGMでかかっていたのはCCRの「Fortunate Son」

「それは俺ではない。俺は祝福された子ではない」
貧富の差によって戦争に送るものと送られるものが生まれる不公平さを歌ったロックナンバーだ。
これ以外にも、BGMのほとんどがカントリーやサウスロックで占められている。

そして何より象徴的なシーンがある。

ジミーの娘は学校の発表会で歌を歌うことに。
そこで当初予定していたのはリアーナの「アンブレラ」。言わずと知れた大ヒット曲だ。
そしてラスト。仕事を終え発表会に駆け付けたジミー。その姿を見た娘はステージ上でこう言う「パパの好きな歌を歌うことにします」
そして彼女が歌ったのは「カントリーロード(故郷に帰りたい)」
アカペラで歌っているうちに、観客たちも呼応し、大合唱になる。

リアーナではなくジョン・デンバーを選んだ。


ジミーは盗んだ金をこっそり返し(もちろん取り分は別に隠してあったが)、「田舎の泥棒」とメディアで呼ばれる。

クライドが終始語っていた「ローガン家の呪い」、成功を目の前にすると何かが立ちふさがる。ジミーが、クライドが、そして親戚がそうだったように。

呪いとはなんだったのか。

典型的なホワイトトラッシュである彼らがかかっていた「呪い」、それは一体。

 

 

…と、ここまで書いて後は思いつかなかった。
俺の知識ではここが限界。
なんとなーく、こういうことなんだろうなーという程度。

盗むシーンに爽快感を求めたり、悪い奴が痛い目を見てざまあみろってなタイプの映画ではないとは思う。

なんのかんの言っても俺はアメリカ文化の表層しか恐らく分かってない。
この映画全体に漂う、うっすらとした閉塞感や薄暗さみたいなものが、アメリカ社会の中にも存在しているものなんだろうな、ってぐらいしか感じ取れない。

というわけで、誰か詳しい人解説してくれー。