吐き捨て系日記

もう30になっちゃう男が考えを整理するためにブツクサ綴る、ほんとにただの日記です。

大喜利脳を辞めたい

大喜利脳」って勝手に言っちゃってるけど、簡単に言えば「発信するときに『上手いこと言ってやろう』『ネタにしてやろう』と思ってしまう」思考回路のことです。


Twitterでも2chでも、それこそブログでもいいんだけどやっぱり多くの人に見られたかったりリアクション欲しかったりするもんだ。
そうなった時、どんな発信がバズるかっていったらやっぱり「上手いこと言ったもん勝ち」みたいなとこがある。
自分から発信するだけじゃなく、誰かが言ったことに対する「ツッコミ」もそうかもな。


長文でツラツラ書くのではなく、バシッと分かりやすい結論を出しつつどこかにネタ的な要素を残しておくような。
特にTwitterは文字制限があるからその傾向が余計に強い。


で、それを辞めたいなっていう話。


まず俺はお笑い芸人でも無いしコメンテーターでもない。
喋りや文章のプロじゃあない。

なのに何でそれらの達人たちと同列で勝負しなきゃあかんのか、っていうか競う必要無いよなっていう。

もう一つ、「上手いこと言う」ために必要なのは「まとめる力」だと思われがちだが、実際に必要なのは「切り捨てる力」だと思う
諸所の細かい要素を省いてバチーンと強めの言葉で締める、それが「上手い」ってことになってるんじゃないか、っていう風に感じるようになった。


もちろんそれにも良し悪しというか出来不出来はある。
ニュースとかについてるクソリプって「要は○○ってことだろ?」「××なだけ」とかが多いでしょ。
構文に頼って上手いこと言おうとしたが、切り捨て方を間違えて素っ頓狂な意見になってしまった結果だろう。


ニュースサイト見てSNS見てあちこちの事件や事故、政治なんかにいちいち口挟もうと思ったらとてもじゃないが体力も思考も追いつかない。
でもいっちょ噛みしたい。

だから求められる「上手いこと言った」という存在。
で、それをシェアしてまるで「オチた」みたいにそれで終わりにしてるけど、何も終わってないよな。


何か物事を勧めたりする時もそうで、「エモい」って言葉なんかはその典型だと思ってる。「エモい」って言ったら感想終わり!みたいな。
結局何一つわかんねえよそれ。

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大喜利脳」ってのは結局「結論が欲しい」「オチが欲しい」→「この題材については終わらせたい」という願望の現れから必要とされ、育ってくる。
ここで求められているのは「問題の解決」ではないということ。


大喜利してネタにしてシェアしてハイお終い、で世の中渡っていくと後に何も残らねえよな。


ブログ書きだして気付いたよ。困った時に構文とかネタとかに逃げそうになってる自分に。
好きなもんぐらいネタ抜きでしっかり考えて書けるようにしなきゃあかんな、と自省して下書きしては消してを繰り返しております。

Shazamを使って見つけた中国とか台湾のポップスの話

Shazamってアプリがありまして。
音楽を聴かせると即座にどのアーティストのなんて曲か教えてくれるっていう優れもの。
さらにspotifyやらApple musicと連携させると自動でプレイリストも作ってくれるという。

道端で聞いた曲とか、ちょっとしたBGMに使われてる曲を調べるのに最適でよく使ってます。


で、最近気づいたのが「手掛かりゼロ」の音楽を見つけられるのが凄いなっていう。
邦楽や英米の洋楽はなんとなく手掛かりあるじゃないですか。
ジャンルはロックで、こんな歌詞で、とか。

でもこれが英語圏以外になると途端に見つけるの大変になる。
なんて言ってるかわかんねえっていう。
そんな時にコイツに聴かせると一発で見つけてくれるんでありがたいなあっていう話です。


そんで、こないだ中華料理屋で友達と飲んでたらいい感じの中国とか台湾のポップスが色々とかかってたんでShazamでチェックしまして、せっかくなんでここで紹介しときます。

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黄小楨(Ze' Hwang)

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台湾のシンガーソングライターらしいってことは分かるんだけれど、確認できたアルバムは一枚だけなんで今どうしてるかは分からない。
俺が聞いた曲はそのアルバムには含まれてなかったし、活動圏がまた違うのだろうか。

Youtubeにもほとんど曲は上がっておらず、オフィシャルで確認できたのは上に貼った曲のみ。
凄く心地いい歌を歌うシンガーソングライターだなあと思ったとこだったんで、上手いこと掘れなくて少々残念。


S.H.E

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これは昔っから薄っすら存在は知っていた。
台湾のガールズボーカルユニット。2001年から活動してるってことなんで、もう大ベテランになる。
日本に入ってくる台湾ドラマの主題歌をやってたりすることも多いからよく目にしてたんだろう。

歌も歌うし司会もするし役者もやるっていう、台湾の女性版SMAPみたいなもんだろうか。
長い経歴の中で大きく音楽性が様変わりしている、という感じではないが逆に言えば安定感があるというか、安心して聞けるポップスという信頼感も人気の秘訣なのかも


余談だが、上に貼った曲(2011年リリース)の上位コメントに「2018年にこの曲聞いてる人おる?」みたいなのがあって、どこの国も一緒だななんて思ったり。


Andy Lau

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これはある意味一番驚いたっていうか、「この軽快なポップスは誰の曲だ?」なんてチェックしたらアンディ・ラウやんけ!しかも新曲やんけ!っていう。

いやジャッキーチェンが歌手活動してんのぐらいは知ってたけど、アンディ・ラウもやってたんだっていうね。
しかもリリース量すげえな、30枚以上アルバム出してるじゃんか。

渋い俳優って感じでしか認識してなかったのでびっくりしました。


Li Rong Hao

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25歳でデビューした遅咲きのシンガーのようだ。
再生数が凄まじかったのでよく調べてみると、2015年辺りから中国の音楽賞を総なめにする勢いで評価されていたらしい。

実際聞いてみると歌も上手いし、アルバムの中だと割と楽曲の幅もあったりする。
ただ、他のポップスと比べて突出して人気がある理由ってのはもうちょっと踏み込まないと分からんぽいかな。


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聞いてて思ったけど、やっぱ王道ポップスみたいなのってどこの国も同じなんだなって。
悪い意味とかでは無く、誰が聞いたって楽しめる、大衆のための曲っていう。
そういうの「つまらん」とかで一蹴されがちだけど。


日本の音楽全体を指してよく「ガラパゴスがー」とか「先進性がー」みたいなツッコミ入れるのよく見かけるし、俺もそう思うタイミングが無いわけじゃない。

それに対して韓国のK-POPだったりアジアから優秀なシンガーやラッパーをフックアップしてる88 risingが引き合いに出されるわけなんだけど、一方でどの国にも「その国でしか聞かれてない」ポップスってあるんだよな。

アメリカで言えばガチのカントリーみたいな。

語りやすさで言えば新しかったり尖ったりしてる方が比較したりして語りやすいってのもあり、海外の音楽ってどうしてもそういう情報ばっかり入ってくる。
ネットの再生数とかがセールス基準になってくるとそれはより顕著で、こういった「ちょっと古臭い大衆曲」の持つ安定した巨大なセールス層ってのはネットのバズで上塗りされてしまう。

でもそうやって抽出されたもんだけを見て「中国の音楽はラップが流行ってて最先端で」とか言い切っちゃうのも乱暴なんじゃねえかなっていう。
特に老いも若きも多い中国とかなんだから尚更。
フィンランドはメタルバンド多いけど別にメタルしか無いわけじゃないし、売れてるのは普通のポップスだしみたいな。


分かりやすい「進んでる/遅れてる」みたいな軸のために全体をボヤかしちゃあいかんと思うんだよな。
日本の音楽見たり語ったりするのも同様で。

受け取る側も同様で、都合よく一面だけを受け取って全部を見たみたいに思っちゃあいかんよなという至極当たり前の結論にはなるんだろうけど。

確実にあるものをまるで最初から無かったみたいにして語るのは、評論とかとはまたまた何か違うゲームになってるよな、とふとインフルエンザで寝込みながら考えてました。

年末に聞いてた曲 2018

明けましておめでとうございます。今年も細々とやっていきます。

ってわけで、年末に聞いたなあという曲。
ちょうど大晦日辺りに高校時代の友人と温泉旅行に行きまして、その道中車の中で色々と聞いてました。

もう10年近く前に出会った友人ですが、曲聞いてると高校時代の思い出が次々思い出されて、ノスタルジックになると同時に老けたなあと思ったり。

そんな感じの曲です。

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The Offspring / Million Miles Away

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高速乗ってる最中に10回は聞いた曲。
「高速道路なら、やっぱこれだろ!」って感じでヘビロテ。

オフスプリングって俺の年代からすると一世代前のバンドなんだけれど、やっぱ聞いててアガる。
メロコアってロック少年にとっちゃ取っ付きやすかったしね。

Nirvana / Lithium

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なんでこの曲かっていうと、高校時代の文化祭で行われたアコースティックライブでこの曲をやるグループが続出したから。
これも世代前のバンドなんだけれど、なんでかみんなこれやってたんだよな。
歌声はカートに遠く及ばないまでも、楽しく練習してる姿を今でも覚えてる。
俺は弾いてなかったけど。

My Chemical Romance / Welcome To The Black Parade

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この曲が出るころにはもう卒業間近だったけれど、高校時代には友人間のごく狭い範囲でヒットしていた記憶がある。
スピード感もありつつドラマティックで、サビはシンガロングっていう盛り上がらざるを得ない造り。

Good Riddance / Fire Engine Red


グッドリダンスと聞くとグリーンデイの曲を思い浮かべる人も多いと思うが、こっちはバンド。
友人の中に一人パンクファンがいて、そいつが好きだったバンド。

なんか紙袋に5、6枚のパンクCDを入れて友人間でシェアしてたな。
ニューファウンドグローリーとかランシドとかも。
あとワープドツアーとかパンクオ-ラマとか。


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曲目見ればわかるように、高校時代俺は典型的なロックキッズだったわけですが。
それでも今見ると不思議なのは、何度も書いてるように「一世代前」のバンドが多い。

何でかなあってボンヤリ考えてたんだけれど、当時「ロック」聞こうとした結果なのかなって。
もちろん当時最先端のロックバンドってのは居たわけなんだけれど、俺らが飛びついたのはそこじゃなかった。
新しいロックを「解る」っていうと言い過ぎかもしれないが、聞いて「カッコいい!」ってなるには経験値が足りなかったのか。
あるいはどっかで「ロックはこっちが正解」って舵を切ったのか。


まあどっちにしろちょっとズレはあったんだろうな。
どっかで「あ、俺ってズレてる?」みたいな気付きが無かったら、多分ずっとここが最終到達点になってたかもしれない。


俺の友人たちが信頼できるのはそこで、いわゆる「昔は良かった」にはなってないとこ。
それぞれ好みのジャンルは違えど、先に進んでるんだよな。

で、それを押し付け合ったり罵り合ったりしないで、尊重しあえてると思う。


だからこそ、たまにあった時の懐かしソング視聴会が盛り上がる。


良い友人に巡り合えたなと思います。

2018年 私的メタル + α 20選

2018年も終わりってことで、今年聞いたメタルの中から良かったやつを20個ほどピックアップして紹介。

当初はポピュラー音楽全般でやろうとしたけど数が多すぎるし、順位も付けられねえなって思ったのでジャンルを絞りました。

あと「これメタルじゃねーだろ!」ってのも混じってますが、あくまで俺の主観でメタルの文脈で捉えられっかなってやつを入れただけなんであしからず。

あと、一個一個感想書いてっと年越しちゃうんでマジで一言だけにしといて、後からちょっとずつ書き足してきます。
どれもいいアルバムだと思うんで、とりあえず聞いてみてほしいな。

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Behemoth / I LOVED YOU AT YOUR DARKEST


今年のブラックはこれやなーって感じで。
曲のバリエーションもあるし、全体的にバランスが凄く良い。
聞いてて満足感がありました。

Zeal & Ardor / Stranger Fruit


何回オススメしてんねん、って感じなんですが。
やっぱポストブラックの新しい方向をガッツリ切り拓いたのはデカいと思う。
この先の世界が見てみたいなという。
個人的には今年ベストです。

MØL / Jord


友達に聞かせたら「デスボイスで歌うコールドプレイか」って評されたのは笑った。
でも分かるような気もする。
ポストブラックも過渡期というか、需要に対して正直供給過多なところもあり、差異が分かりにくいジャンルなのでポップセンスの差とかが大事になってくると思ってる。

Anaal Nathrakh / A New Kind of Horror


超うるさい。そこがいい。
ポップス界じゃ音数を減らしていかに低音ビートをじっくり聞かせるかっていうアプローチが行われているわけだが、その真逆を行ってる。

音の間を詰めまくって、常になんかしらの音がギャンギャン鳴ってる。
でもただうるさいわけじゃなくて、計算された気持ちいいうるささ、と俺は感じています。

YOB / Our Raw Heart


ブルース風味もあり、ドゥーム風味もあり。
ルーツを感じられるサウンドが良い。

ロックの延長線上としてのメタルというか。

Rivers of Nihil / Where Owls Know My Name


一発ネタじゃない、サックスを取り入れたプログレメタル。
突然ムーディなサックス入ってくると最初は面食らうんだけど、慣れてくると良いアクセントになってくる。

Sigh / Heil to Despair


和製ブラックの大御所。
やっぱ凄いわって思わせてくれる名盤。

明日の叙憬 / わたしと私だったもの


和製ポストブラック。
こういうバンド増えたらいいなあ。

Vampillia / Happiness Brouhgt by Endless Sorrow


今作はポストブラック風味が強いけど、バンドメンバーが多いことの強みがめっちゃ出てる感じがする。
ストリングスやサンプラーなんかもガンガン使ってめっちゃカッコいい。

いつ出るか分からんけど、VMOの新譜も楽しみだなあ。

High on Fire / Electric Messiah


グラミーにノミネートされててビックリしたぞ。

Wiegedood / Do Doden Hebben Het Goed Ⅲ


長尺の曲で、このテンションは凄い。

Deafheaven / Ordinary Corrupt Human Love


なんだかんだ言って、やっぱ期待されるだけあるバンドなんだなあって感じで。

Azusa / Heavy Yoke


名前で引かれた。
メンバーはすでにキャリアある人達ばかりだけど、寄せ集めって感じじゃなくてバンドとして良いな。

Al-Namrood / 10 Years of Resistance


前にも紹介したサウジアラビアのバンド。
こういうバンドも横並びで評価されるようになってほしい。

MANTAR / The Modern Art of Setting Ablaize


PVが不健康そうでいい。
速さとかテクニカルさに頼らず、バンドとしての色がしっかり出てる。

Hell To Pay / Bliss


ハードコア寄りのアプローチのバンド。
もはやノイズってレベルの轟音が気持ちいい。

Bonjour Tristesse / Yout Ultimate Urban Nightmare


これもポストブラックだろうか。
サウンドは割とクサめで聞きやすいのがイイネ。

Drudkh / They Often See Dreams About the Spring


暗黒ポストブラック。

Bliss Signal / Bliss Signal


DJ方面からのポストブラックへのアプローチ。
出てくるのは必然だとは思うけど、めっちゃいい。

Judas Priest / Firepower


おじいちゃんがめっちゃ元気なのはメタルのいいところ。

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ポストブラック多めだけど、やっぱ聞いてて俺は今んとこ面白いので。
前にも書いたけど、ポストブラックってアプローチが似通ってきて差が見えにくいジャンルだとは思う。

そんな中でブラックミュージックやDJなんかからのアプローチがあってさらに可能性を見せてもらえたような。


メタル以外も「名盤だらけで選べねえ!」って音楽ファンからの嬉しい悲鳴が聞こえてくる豊作の年だったらしい。
ラップもポップスもエレクトロも。日本も海外のも聞いてて面白かったなあ、ってのが2018年の音楽に対する感想ですね。

あと数週間あるけど、今年の音楽をゆっくり聞き直して振り返りながら2019年を楽しみにして待っていよう。

ってわけで多分今年ラストの更新でした。
来年も細々とやってきます。

アジアのいろんなメタルバンドを紹介

アジアの音楽が今アツいぞーという話をよく聞くようになった。

88 risingのシンガーJojiのアルバムがビルボードR&B/HIPHOP部門で一位、全体で3位になったとかそういう景気良いニュースもあったり。

www.billboard-japan.com


俺もその辺ちょくちょく聞いてたんでまあ嬉しかったんですよね。
で、ふと思ったことがあって。

そういや、アジアのメタルシーンってどうなってんだろう?っていう。
インドネシアのメタルが、とかそういう本が出てたりってのは知ってんだけど、

デスメタルインドネシア: 世界2位のブルータルデスメタル大国 (世界過激音楽)

デスメタルインドネシア: 世界2位のブルータルデスメタル大国 (世界過激音楽)

 

 
ただ、アジアってもっと国いっぱいあるじゃん。

せっかくspotify入ってんだし、本腰入れて探してみるかってことでちょっくら掘ってみました。
するとまあ、いいバンドがいっぱいいるんですな。

言語の関係で見つけにくかったりするんだけど、聞きだせば一緒よ。

つーわけで見つけたバンドを記事に残しときます。
読まれる読まれないはともかく、残しとくのが大事だと思うんで。

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Greedy Black Hole


台湾のメロディックデスメタルバンド。
適度なテクニカルさとエキゾチックさも感じるメロディセンスが同居しており、かなりクオリティが高いと思う。

ボーカルは女性。
デスボイスやる女性も昔に比べりゃめっちゃ増えたな。
その中でもかなりデスボイス上手い方だと思う。それでいて叙情的なクリーンパートもしっかり歌いこなす歌唱力の高さがある。

トータル、めっちゃ高いポテンシャルを持ったバンドだと思う。
台湾メタルだとChthonicとかAnthelionとかが有名だけど、サウンドで全然引けをとって無いと個人的には感じたな。

あと、公式Twitterがフォロワー二桁とかなのになぜか日本語ウィキに記事がある謎。

Greedy Black Hole - Wikipedia

The Down Troddence


インドのテクニカルデスメタルバンド。
2009年から活動開始した、メタルの中では若手バンドだが実績は十分。

2014年にはローリングストーンのIndia Metal Awards 2014を総なめにしている。
っていうかそんな賞があったことを知らんかったぜ。

ギターソロにインド音階?っぽいのが使われてて「ああ、インドだな」って感じはするんだけど過度にオリエンタルな感じを出さずにいい塩梅。

歌詞はまあ聞き取れねえんだけど、Shivaって曲があったりするからインドの宗教事情みたいなもんをある程度踏まえてんだろうか。

Motherjane


こちらもインドのバンド。
活動は96年からなのでもう20年近くやってるらしい。
メタルバンドのご多分に漏れず、メンバーの変わりようも割と激しい。

先述したThe Down Troddenceと比べるとインド感が強いサウンド
歌い方とかは我々がイメージするインド音楽に近い。

で、インド音楽の裏で鳴ってるストリングスをそのままエレキギターでやってるからもうほとんどプログレメタルかっていうテクニカルなサウンドになっている。
っていうかギターバカ上手いな。

聞いてて心地良さすら感じる。

Al-Namrood


サウジアラビアのフォーク/ブラックメタル
まず、言語が英語じゃないっぽいのがポイント高い。

国が変わってもメタルやると英語になるバンドも多いんだけど、やっぱ各国の言語で歌ってるの聞いてみたい、みたいなとこもあるし。

サウンドは、ゴリゴリ轟音ギターにサウジっぽいストリングスや音階が乗っかってくる。
やっぱアラビア系のサウンドにはエキゾチックな雰囲気を感じてしまうんだけど、それがメタルとして出てくるとまた趣が違うね。

今年出たアルバムはブラック感が凄く強くて、サウンドメイキングにはちょっとポストブラック風味も感じられたり。
ブラックメタルによくある呪詛的なパートもやっぱアラビアの要素が強い。

Yaşru


トルコのフォークメタルバンド。
笛やストリングスが効果的に使われている、フォークメタルらしいフォークメタル。

クリーンとグロウルを上手いこと歌い分けつつ歌っている。言語はトルコの言葉っぽいな。

言語が分かんなくても勇ましい感じは伝わってくる。
ハイトーンで叫ばずに朗々と歌い上げる感じがイイネ。
曲によってはポストブラックぐらい重くなる時もあるサウンドの幅も良し。

Bomb at Track

タイのラップメタルバンド。
リリースされてる時期を見ると、だいぶ若いバンドのようだ。


www.youtube.com

ライブ映像だが、客入ってるし盛り上がっている。
結構人気あるバンドっぽいな。

こういうスタイルのバンドもめっきり少なくなったけど、若手でこういうバンド出てくると他国ながら嬉しくなる。

Slapshock


フィリピンで96年から活動してるベテランバンド。
時代によって音楽性も変わってきてるようで、初期はラップが入ってたり、日本で言うところのミクスチャーっぽいサウンドだったり。
直近の曲だとやっぱメタルコアっぽい。

驚いたのはその人気。spotifyで月間30,000人近いリスナーをフィリピンだけで持ってる。
普及率にもよるだろうが、メタルでこのリスナー数確保するのかなり凄いと思うよ。

СЛОТ


見逃しがちなロシアのバンド。
ジャンルとしてはなんだろう、ニューメタルだろうか。

ロシアっていうとどうしてもカチューシャ的な民謡サウンドのフォークメタルを想起してしまうんだけど、このバンドはそういう路線ではない。

まず2003年から活動してるんでもうキャリア15年。

男女ツインボーカルで、シャウトからハイトーンから幅広く歌いこなす。
つーか歌うめえな。ボーカルは何回か変わってるっぽいけど。
キャリア初期はラップメタル風のアプローチもあったり、最近だとメタルコアっぽいアプローチしてたり。

音源を見てみると最近は10周年で過去音源を再リリースしたりしてる。

このクオリティで日本に全然情報が入ってこなかったのがホント不思議なくらいだわ。
まあ俺もバンド名どうやって入力したらいいか困ったし、思った以上に言語の壁って高いんだな。

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日本と欧米だけ聞いて世界の音楽聞いた気になってるけど、やっぱ世界は広いなあって気づかされますね。

まあ、紹介しなかっただけで大体どこの国にもスラッシュメタルデスメタルバンドは必ずいるんだよね。
それを一個一個紹介してくとキリが無いんで、今回は分かりやすく個性の強いバンドを紹介するにとどめておいた。

ただやっぱシーンのデカさによる差ってのはどうしてもあるようで、ストリーミングやyoutubeの再生数ってのは伸び悩んでいるバンドが多い。
メタル自体世界中にバンドはいるし、ファンもいるんだけどラップみたいにリリース日に数億回再生されてチャートをジャックするみたいな景気の良さがあるわけじゃない。
Ghostとかは人気あるけど。

つってまあ暗い話してもしゃあないので、ファンとして楽しんで聞いて金落とすしかないよねってことで。


馴染みのない国の音楽を聞いてくのって中々難しい。
ただ、そういう時に「メタル」って共通語があったのは助かったよね。

国名+ジャンルって検索すると今まで見えなかった景色がちょっとだけ見えるんで、他のジャンルでもやってみようと思う。

Youtubeで見れる世界の格闘技系チャンネルをまとめておく

前に書いたyoutubeの記事がそこそこ見られてるようなので、格闘技系だけ独立させて別の記事にしておく。
一度履歴に残すと、おすすめで次々動画紹介されるのでキリがないっちゃないんだけど、まあ暇な時に見るにはいいよね。

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STRELKA Уличные Бои / STRELKA Street Fight

www.youtube.com

ロシアの総合格闘技大会のチャンネルのようだ。

言語に関しちゃ全く読めないが、ありがたいことに字幕もついてるし動画タイトルを日本語にしてくれたりしてる。

しかし何だ「スパイがタイのチャンピオンを地面に叩きつけた!」ってタイトルは。
分かるようでわかんねえ。

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で、見てみると分かるが出場しているのはまず全員がプロの総合格闘家って感じではないこと。
ボクサーがいたり柔道家がいたり、街の力自慢みたいなのもいる。

さらにリングがなんと屋外、っていうか砂の上。
それを観客が取り囲むさまはさながらグラップラー刃牙の世界。

足元が砂ってこともあって踏ん張りが利きにくく、打撃系選手も苦労してる様子が見て取れる。
それでも各選手の持ち味が出つつ、いい感じに野蛮なファイトが楽しめる。


地下格闘技と言えば素手ボクシングなんかも有名だが、あれもある程度ルール整備されて大会として動画配信されてる。

Bare Knuckle Fighting Championship

www.youtube.com

www.youtube.com

ベアナックルボクシングで有名なのはイギリスだが、これは世界協会で主催されてるみたい。
素手でやり合うから流血とかも茶飯事でかなり過激。

ILFJ Lethwei in Japan

グローブじゃなく薄手のバンデージだけでやり合うラウェイって格闘技も、日本の団体が動画配信してたり。

www.youtube.com

www.youtube.com


ベアナックルボクシング同様、こういう過激な格闘技はやはりテレビなんかでは厳しいし、日本はPPVみたいな概念があんま浸透して無いのもあるし、Youtube展開されてるのはありがたいよファンとしては。

MAX Muay Thai Official

名前の通りムエタイのチャンネル。

www.youtube.com


ムエタイと言えばラジャダムナンかルンピニーかって感じだが、これはどちらでもなくパッタヤーのスタジアムで行われる大会らしい。

タイ語なんで中々検索とか翻訳が難しいけど、試合はまあ見りゃ分かるって感じで。

www.youtube.com


日本人もちょくちょく参戦してるようなんで、定期的にチェックしておきたい。

ちなみに、手にバンデージ巻いただけでやり合う「ムエカッチュアー」ってのもあるんだがそっちは公式っぽいチャンネルが見つからなかった。

Lingerie Fighting Championships

www.youtube.com


ラスベガスで2006年から開かれてる総合格闘技団体。
名前の通り、女性が下着姿で戦うのが特徴。

ポリコレとかMe tooか知らんわ!って感じでセクシーな女性たちが激しく殴り合っている。

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めちゃくちゃレベル高いってわけでもないが、ちゃんと総合してるので試合自体は普通に見れる。
でもやっぱ目が変なとこ行っちゃうよなあ。

GÜREŞE DAİR

www.youtube.com


トルコの国技『ヤールギュレシ』のチャンネル。
試合自体はレスリングっぽいもので、ファイターはベルト付きの革パンを着用し野原で戦う。

最大の特徴は、全身オイル塗れってこと。

www.youtube.com


お互い「すっごいすべるよ!」状態なので、普通に戦うよりも腕力が必要になる。
ストリートファイターⅣに出てきたハカンってキャラがこの格闘技の使い手という設定だった。
あれは大分誇張されてたけど、大男が組み合う様はやはり見応えがある。

Punjabi LiveTV

www.youtube.com


調べてもどこの国のチャンネルかはよく分からなかった。
Punjabi TVっていうカナダのインド系向けチャンネルがあるのは分かったが、そこのyoutubeチャンネルなのかなあ。

中身はカバディとコシティーの動画が主。

www.youtube.com


カバディ―は日本でもそこそこ知られてるスポーツだが、コシティーはあんまり知名度無いかも。
っていうか俺も「コシティー」といえばアントニオ猪木がトレーニングに使ってた棒の事だと思ってたし。

https://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/f/ff/Pahlavan_takhti_meel.jpg

クシュティー - Wikipedia


wikiによると、その棒もこの格闘技発祥のものらしい。
ヒンズースクワットもこの格闘技由来のものだとか。

競技内容自体は相撲とレスリングの中間みたいな感じ。
ロケーションも含めて面白い。

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以上、youtubeで見れる色んな格闘技を紹介しました。
こういう世界各国独自の格闘技ってやっぱ面白い。
競技としてもそうだし、その国の歴史や文化の一端が垣間見える感じがして。


もちろんグローバルな格闘技であるボクシングとかプロレスとかも面白いんだけど。
ただ、せっかく見れる環境があるんだからたまにはこういうのもいいじゃない。

俺は上手くやれているか?~洋楽の触れ方の話

note.mu


読んでるうちに、とても懐かしい気分になった記事。

というのも、高校時代の俺はまさに「ガイドブックで色々聞く」リスナーだったから。
俺だけじゃないな。俺含め高校の音楽好きの仲間連中はみんなそうだった。
この著者の人は年下っぽいけど。

今年のサマソニのヘッドライナーはノエルギャラガーとベックでした。オルタナからヒップホップからジャズからEDMまで、全ジャンルの最先端総動員状態だったラインナップにおいて、ヘッドライナーがこの2組だったのは、要は「現状の最大公約数は今なお90年代洋楽ロック」という事。

ポイントは、その時代は「シーンを横断して聴くのが普通だった」こと。レッチリを聴く人はレディへも聴いてるし、そんな人はもちろんオアシスも聴いているし、若手のロックバンドにも興味がある。だから、毎年フジやサマソニのメンツを楽しみにしている。 

(中略)

そもそも、ガイド役不在で、シーンを横断することは不可能です。では、一体何がガイド役だったのかというと、それはrockin'onやSNOOZERCROSSBEATといった洋楽雑誌。あるいはタワーレコードHMVといった外資系レコードショップです。
表紙などをきっかけにして雑誌を手に取った人が、他のページを見て別のミュージシャンに関心を抱く。CDを買いに行った人が別のCDを試聴して、気に入ったので併せてレジに持っていく。そうやってシーンというものは作られていきました。

 
俺の高校時代はちょうど00年代の半ばから後半にかけてだったんだけど、仲間内の音楽話で盛り上がってたバンドが何かって言ったら、

レッチリ、オアシス、オフスプリング、グリーンデイ、リンキンパーク

今にして思えば、世代が一つ二つズレてたんだよな。
これが何でかって言えば、それこそガイドブックに載ってたからだろう。
率先して聞いてたはずの軽音楽部もそんな感じだったし。


当時の最先端を聞くっていうよりも、ガイドブックに載ってるバンドをみんなで聞きながら共有してあーだこーだ言ってた。
もっと言い換えれば、かなり作為的に切り取られた90年代から00年代の洋楽、それもロックシーンを受容していたというか。
自分の世代を追うよりも、少し上の伝説を追ってたような。
だからつい最近までサマソニのヘッドライナーが90年代だらけっていうのには全然違和感感じてなかった。

まあこれはとある田舎のとある高校での風景に過ぎないので、世代全体で見たら少数派というか特殊な例だってこともあるだろう。


ただ今になってストリーミングとかで色々聞いてくと、あれも聞いてねえこれも聞いてねえって感じで抜けがすげえ多いんだよなあ。

まあ当時はそれでロックを知ったような気になってた。若気の至り。
記事の著者もちょいちょいツッコまれてるけど、俺みたいな情弱のくせに通ぶりたかったガキにとっちゃそれで世界を「横断」してたような気がしてたってだけよ。
(著者がそう、ってことではなく)
「本当はこうだった」って言われても、どれが本当か俺にゃ見分けつかなかったしな。


だからなんだろうな。
今友人同士で話してても00年代後半のバンドが話題にあがることはほぼ無い。

何かしらのきっかけがあってDJやり出した友人とか、ネット経由でメタル掘りまくってた俺とかはもう、好きな音楽が友人と共有できる話題じゃなくなってたし。
共通の話題としての洋楽は途中でプッツリ切れてる。


2chにたまに立つ音楽スレもそうだな。
一番新しいのがアークティックモンキーズ、みたいな時代感のスレに出会うことが結構多い。
(最新の話題で盛り上がることもたまにはあるが)


ネットユーザーに今30前後の奴が多いからってのもあるんだろうけど、にしたってかなりの率で遭遇するんだよなこういうの。
まあ年齢的に「今のガキは…」って言いたくなってくる頃でもあるんだろうけど。
(メタルやらヒップホップのスレでも同じような年代で更新止まってるやつがかなり多い)
アニメで言えば、リアルタイムで見てないエヴァを得意げに語っちゃって、自分ら世代のアニメは見てない見たいな感じかな。
褒められた態度ではねえんだけど、まあやりがち。


俺もなんやかんやあって、「最近の洋楽聞いてねえなあ…」ってことで色々聞きだしたわけだが、キャッチアップするのにかなり苦労した。
というのも、どのガイドブック(本、あるいは発信者)を使ったらいいか分からんかったから。


例えば今の主流であるヒップホップ。
振り返ってみれば、エミネム以降の歴史がすげーボンヤリしてたんだよな俺って。
そもそもエミネムがヒップホップ史の中でどういう立ち位置だったかすらよく分かってなかった。

だから、00年代の海外ヒップホップ聞いてもピンと来てなかった。
日本のヒップホップとも繋がってるように見えて無かったし。

さらに言えば、高校時代読んでたロック系ガイドブックがかなり「盛られた」もんだったりってのも今なら分かる。
「世界を変えた」だの「衝撃を与えた」だの書かれてたけど、大して売れてねえじゃねえか!みたいな。
むしろヒップホップの方が売れてたのに全然触れられてねえ!っていう。
あるいは、俺自身が都合よくヒップホップの話聞き流してたようなとこもあっただろうし。
前にも書いたが、俺の高校時代にはロックよりヒップホップの方がセールスランキングで上ってケースは全然あったわけだし。


結局俺はガイドからいったん離れてとりあえず今売れてるやつを聞くってところから始めて、徐々に遡りつつ空白を埋めていくって手法でキャッチアップしていくことにした。
それでもところどころ抜けがあるとは思うが。


ガイドブックってのは便利だし何かと頼りがちなんだけど、大事なのは「今自分がどこにいるか」ってことだなって思う。
ガイドブックはあくまで指針であって、「正解」ではない。
っていうか海を挟んで遠く離れた海外シーンを今でも正確に見れてるか、って言われたらそうも思わんし。

今の音楽シーン、今の俺自身の音楽受容、作ってきてしまった主観的な音楽史観、それらを踏まえてガイドを使うべきであって、最初っから最後までガイドに乗っかってちゃあいかんな。
ガイドはガイドでいいんだけど、それを鵜呑みにしてさらに主観的に適当に読んでたから途中で混乱すんだろうな。
そんなことを、冒頭に貼った記事を読んで思いました。

で、タイトル回収。
記事の著者も言ってるけど、上手くやんなきゃなってことだな。

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そういや、70年代のロックとかも最初は親父に教えられたわけだが、それも今思えばかなり主観が入ってるガイドブック的なチョイスだったな。
まあ楽しく聞いてはいたんだが、知らずに下の世代にそのまま伝えてたら又聞きの又聞きで段々形が歪んでっちゃうんだろうな。