吐き捨て系日記

とある20代男が考えを整理するためにブツクサ綴る、ほんとにただの日記です。

スターウォーズ/最後のジェダイ(2017)※ネタバレあり

starwars.disney.co.jp

スターウォーズサーガの最新作。

前作「フォースの覚醒」から始まる新たな物語。

IMAXで視聴してきました。
作品以外で気になったのは、上映前に流れるCMかな。

アンジュルムの新曲のCMがガッツリ流れてビックリしたぞ。


前作「フォースの覚醒」は新シリーズの幕開けとして一定の評価は得たものの、「ファン向けのノスタルジーが過ぎる」という指摘も多かった。

俺は結構楽しめた口だが、友人は「フォースを感じない」との一言で切って捨てていた。
賛否はあれど、今後どう転んでいくか、そこが注目されていた。

そんな中で今作です。以下ネタバレ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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神話との決別

今作で終始言われ続けること、それは「過去を捨て去る」ということ。
暗黒の手が入っていたとはいえ、カイロ・レンを闇に堕とすきっかけを作ったことを後悔し続けるルーク。自身の親、出自について固執するレイ。英雄の息子であり、伝説のジェダイ一族の血を引くことに悩み、自ら伝説になろうとするカイロ・レン。

彼らは、みな過去に悩まされ続ける。

ルークは過去から決別するため、ジェダイの教えが記された書物を焼き払おうとする(手を下したのはヨーダだが)。カイロ・レンは自らを鍛えたスノークを殺害し、自身が頂点に立つ。レイは自分が特別な存在で無いことを自覚し、それでも戦うことを決意する。

過去あるいは神話から自分を解き放ち、そうして彼らは先へ進むことを選ぶ、そういう話だったように思える。

そしてその神話とは、過去のスターウォーズ自身でもある。

「選ばれしもの」が目覚め、悪と戦い、銀河を救う。

その再生産の輪から離れようということ。ヨーダ曰く、「カビの生えた」ものからの脱却。

「過去からの~」というと、前回書いた記事とも重なる部分がある。
「昔は糞だったわ」と急に言い出して腐す、そういう態度を俺は指摘した。
今作にそういった空気を感じた人もいるようだ。過去に対するリスペクトが無いと。

ただ、過去へのリスペクトは前作で散々やったじゃねえか、という気もしている。それを踏まえて、俺はこっちに行くよ、という態度。
過去を無に帰した、とは思わんけどな。

ルークはジェダイを腐すわりに、後生大事に教典を取って置いたりしていたわけだ。
そういうことじゃねえだろと。
大事なのは、過去を受け継ぎ先へ進むことであって、残しておくことではない。
いつまでも昔の話してんなよ、ってえことだと俺は受け取った。


あと登場人物の動機がわからん、という意見も多い。
個人的には、

レイ…親もおらず、ただ淡々と生き続けていた中で生まれたアイデンティティにすがろうとする。
カイロ・レン…生まれながら与えられた過剰なアイデンティティからの逃避
ルーク…自身のアイデンティティを全う出来なかった後悔
フィン…レイと同じ悩みを抱えているが、何も持っていないことに対するコンプレックス

という風に感じている。

「らしさ」との決別

実際に見るとわかるが、今作の反乱軍は終始グダグダだ。行った作戦が何一つ成功していない。
冒頭の爆撃戦、デストロイヤーからの逃亡、基地での籠城作戦。全てが失敗している。
スターウォーズ、ということで俺らが見てきたのはその逆だ。

イムリミットギリギリで敵の中枢を爆破して敵に大ダメージを与える。
エースパイロットが敵に突っ込み、デススターを撃破。
帝国の目を盗んで逃げおおせる。

そういうものをずっと見てきた。
今回もそうだろう、と思ったものは全て裏切られる。

エースは余計な事しかしないし、司令官は融通が利かずに逃げようとするし、タイムリミットはあっさり迎えるし、秘密作戦はバレバレだ。

これは、悪い言い方をすれば「逆張り」と突っ込むことも出来る。
メタ的に、お約束を裏切るという行為。

正直ストレスは貯まる。


でも、そこまでしなければ、リセットは出来なかったんだろう。
誰もが期待する「らしさ」、前段で述べた「神話」、そこから抜け出す。
それを「逃げ」と断ずることも出来るだろうが、俺はそうは言いたくない。

上手くは言えないが、ガンダムシリーズで似たような経験をしたことがあるから。
アムロとシャア」「ニュータイプ」の物語でしかなかったガンダムと、そこから脱却するために戦ってきた作品群を知っているから。

ラスト付近、基地からの脱出をする際に、自分に指示を仰ぐ目線を送る部下にレイアが言う。

「なぜ私を見るの?」

そう、もう主役はスカイウォーカーじゃない。それを受け入れなきゃならない。
物語は先へ進んだ。

評価

面白いことに、評論も真っ二つに割れている。

アメリカの評価サイト「ロッテントマト」では評論家の評価が90%を超える一方、観客評価は50%台だ。
映画評論家の町山智浩氏は鑑賞後Twitterで激賞し、ラッパーの宇多丸氏はラジオで酷評した。
その他、ファンの評価も極端に真っ二つだ。

ここまで乖離するか、ってぐらい評価が二分している。

で、どっちかに立ってどっちかを腐すような行為が一番醜いのでそういうのはやめような。

「こんなもんを褒めるのはスターウォーズファンでは無い!」
「真のスターウォーズファンなら褒めるべきだ!」

多分、そういうもんからも脱却したかったんじゃないのか。

劇中、デストロイヤーの鍵を破るために雇われた男が言っていた。

「世の中は裏表がある。どっちかに寄るな。気楽に生きろ」

うろ覚えだけど。

俺は…

で、俺は結局どうなのか。

前段にも少し書いたけど、映画的なツッコミポイントは多い。

あまりに作戦グダグダじゃね?
キャラクターの移動がシーンごとに繋がって無くね?
レイアの浮遊シーン面白すぎない?
紫のおばさんがさすがに融通きかなすぎじゃね?
ていかローズとフィンが恋愛する必要あった?

とかある。

ただね、そうは言っても面白かったという感想が最初に出てしまった。

レイとレンの共闘、ルークが一人でファーストオーダーの前に立つシーン、ルークが逝くシーン、夜空を見上げる少年。

これらのシーンで俺は「スターウォーズだ!」と思えた。

っていうか、リアルタイムで最初に見たのがエピソード1だったりするから、別にどれが良い悪いってのもあんま無いんだよな。

アナキン世代の作品ってボロカス叩かれてるけどさ。

「お前はスターウォーズを分かってない!映画を分かってない!」とか言われそうだけどさ。
俺にとっちゃこっちの方がスターウォーズなんよ。

昔の俺に正直に。

何度か話題に出してるAmazonプライムの番組『有田と週刊プロレスと』
相変わらず楽しく見ているんだが、その第2シーズン19回。

その回はいわゆる「高田vsヒクソン」のお話。

言い換えれば「プロレスと総合格闘技」。

ゲストのビビる大木は表紙を見た瞬間「これはよくないな~。これを語るのはよくない。」と声を上げる。
シーズン1で、「安生道場破り失敗」の回に出たケンドーコバヤシも同じようなことを言ってたのが印象的だ。

ま、内容は実際に見てくれって感じなんですが、俺がしたいのはそことは別の話。

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ふらりと番組の感想を見に2ch(今は5chなのか?)を訪れた。

デリケートな話題ではあるものの、思い出話で古くからのプヲタから最近のファンから、大いに盛り上がっていた。
そんな中で目に留まった、ぐっと来た書き込みがあった。
無断転載ってことになると色々めんどくさそうなので要約すると、

俺は当時から台本アリって分かってたよw。とかいうよりも「いやー当時はマジでガチだと思ってた」と正直に言えるプロレスヲタでありたい

という感じ。

プロレスの幻想が打ち砕かれた瞬間、というテーマだからこそ出てきた書き込みだと思う。
ヤオガチ論争は置いておくが、この姿勢は凄く大事だよなあと。

よく考えたら、何であんなもんにハマってたのかわからん

とか言い出すのってズルくね?ってこと。


熱中してたものからふと離れると、急激に冷めてしまうことは誰にだってあると思うんすよ。
ただね、自分が好きだったものを後から否定すんのは、当時の自分すらも否定することになってしまうんじゃないかって。

人は変わってくもんだけどさ、変わることは過去の否定ではないじゃん、と。

っていうか考えを変えるってことが凄い悪いことだと思われてる節があるんだよな。
だから、「俺は当時から考えが一貫している」というポーズを取ろうとしてしまうのかもしれん。

そういう人々の考えが積み重なると、多分全体の認識も大きく変わってくる。

プロレスの話に戻せば、「当時から分かってるやつはいっぱいいたよ」みたいな。
嘘こけ、映像を見る限りとてもそうは思えない熱狂っぷりだぞ。


一方で、「やっぱ昔が最高だわー」ってな具合で今現在を腐し続けるやつってのも相当厄介なんだけれど、それはまた別の話。

まとめると、カッコつけて昔の自分を貶めちゃうのは逆にカッコ悪いな、と思った次第です。
つーか、中学生の自分も今の自分もそんなに変わらんと思うしな。
開き直るわけではなく、昔の自分は自分、今の自分は自分でしっかり向き合わないといかんなと。

「俺は○○が一番カッコいいと思って追っかけていた。」

それの何が悪いんだよって話で。

だが、今はこのような選択をした、と示せればいいんじゃないのかな。

つって昔話しかしねえオッサンにもそれはそれで用はねえんだけど。

ローガンラッキーと、白人と田舎と

見たものは見たうちに感想を書いておく。

www.logan-lucky.jp

ローガンラッキーを見てきた。

監督はオーシャンズ11などで知られるスティーヴン・ソダーバーグ
主演はチャニング・テイタムに加え、スターウォーズの出演でも知られるアダム・ドライヴァー。そして、007のボンド役もすっかり定着したダニエル・クレイグ

あらすじ

将来有望なアメフト選手だったジミーは、足のケガで選手生命を絶たれた。
今では工事現場で働きながら、離婚した妻が親権を持つ一人娘に会うのが楽しみ。

弟のクライドはイラク戦争に従軍していたが、帰国直前に地雷で左前腕を失った。今は義手を付け、バーテンダーとして働いている。
ジミーは足のケガが原因で仕事を首になり、クライドはその義手を酔っぱらいにからかわれる。
酔っ払いとの喧嘩の後、兄弟はジミーが工事を行っていた巨大レース場の金庫を破る計画を立てる。
メンバーとして、爆弾のプロフェッショナルで現在は服役中のジョーとその兄弟を仲間に加える。

計画は少しづつ進行していくが、決行の日程に狂いが生じてしまう。
その結果、彼らは全米最大級のレース中に現金強奪を行うことに…

感想(ネタバレあり)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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オーシャンズ11の監督ということもあり、見る前はデコボコチームのドタバタクライムムービーなのかな、なんて思ってた。

しかし、この映画の本質は恐らくそこではない。

冒頭、主人公ジミーと娘のサディが車を修理しながら会話をしている。話題はジョン・デンバーについて。
ジョン・デンバーといえば「カントリーロード」や「太陽に背を向けて」で知られるカントリーの伝説的歌手。

そして物語の舞台はウェストバージニア州

カントリーロードは日本でも知られる歌だが、原曲の歌詞はウェストバージニアの山々の美しさと、そこへ帰りたい思いを謳ったものだ。

ウェストバージニアは白人が多い地域と聞く。そして同時に、貧しい州であるということもよく言われる。
隣のバージニア州では白人至上主義団体と、それに対するカウンター団体の衝突がニュースにもなった。

miyearnzzlabo.com

キャストを改めて見直してみても分かる通り、有色人種は皆無だ。黒人も刑務所のシーンで出てくるぐらいで、アジア人もヒスパニックもいない。

そう、この物語は「貧しい白人(ホワイトトラッシュ」そのものの物語なんだろう。

働いても全く裕福になれない、いわゆるワーキングプアなローガン兄弟。
アメフトのスター選手、アメリカ帰還兵という「英雄」になり損ねた二人。
そんな彼らの苦しみ、あがく姿こそがこの映画の主題のように思えた。


車のチョイスを見てもそれは分かる。ジミーは終始おんぼろなピックアップトラックに乗り、ジミーの元嫁も古臭いシボレーノヴァに乗り続ける。
新しい旦那がシボレーコルベットをわざわざ用意したのに。

 

BGMも特徴的だ。
まんまと大金を盗むローガン一味。その時、BGMでかかっていたのはCCRの「Fortunate Son」

「それは俺ではない。俺は祝福された子ではない」
貧富の差によって戦争に送るものと送られるものが生まれる不公平さを歌ったロックナンバーだ。
これ以外にも、BGMのほとんどがカントリーやサウスロックで占められている。

そして何より象徴的なシーンがある。

ジミーの娘は学校の発表会で歌を歌うことに。
そこで当初予定していたのはリアーナの「アンブレラ」。言わずと知れた大ヒット曲だ。
そしてラスト。仕事を終え発表会に駆け付けたジミー。その姿を見た娘はステージ上でこう言う「パパの好きな歌を歌うことにします」
そして彼女が歌ったのは「カントリーロード(故郷に帰りたい)」
アカペラで歌っているうちに、観客たちも呼応し、大合唱になる。

リアーナではなくジョン・デンバーを選んだ。


ジミーは盗んだ金をこっそり返し(もちろん取り分は別に隠してあったが)、「田舎の泥棒」とメディアで呼ばれる。

クライドが終始語っていた「ローガン家の呪い」、成功を目の前にすると何かが立ちふさがる。ジミーが、クライドが、そして親戚がそうだったように。

呪いとはなんだったのか。

典型的なホワイトトラッシュである彼らがかかっていた「呪い」、それは一体。

 

 

…と、ここまで書いて後は思いつかなかった。
俺の知識ではここが限界。
なんとなーく、こういうことなんだろうなーという程度。

盗むシーンに爽快感を求めたり、悪い奴が痛い目を見てざまあみろってなタイプの映画ではないとは思う。

なんのかんの言っても俺はアメリカ文化の表層しか恐らく分かってない。
この映画全体に漂う、うっすらとした閉塞感や薄暗さみたいなものが、アメリカ社会の中にも存在しているものなんだろうな、ってぐらいしか感じ取れない。

というわけで、誰か詳しい人解説してくれー。

メディアのメタル語り、地獄問題

今日はただただ、怒りを語ります。過去のものをあげつらって気に入らないことを指摘します。
良くないこととは知りつつ、俺はもう我慢ならん。

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熱心なメタルブログっていっぱいある。
日本でどこにも紹介されてないようなバンドのCDを、自分で輸入してレビュー書いたり、ライブに足繁く通ってレポート書いたり、自分でインタビューしたりしてる人もいる。

ただ一方、テレビやラジオなどの大手メディアのメタル語りは停滞しきっている。
定期的に語られはするが、その内容は実にもどかしい。

一例を以下に挙げる。

ラジオで語られた例

togetter.com

超人気ラジオ番組、『ライムスター宇多丸のウィークエンドシャッフル』その中の1コーナー、サタデーナイトラボでメタルが紹介された回のネットの反応。
6年前のことだが、俺も楽しみにしていた回だったのではっきり覚えている。

反応を見ていくと、「おもしれー」「神回だ」ってな声に混じって「がっかりだ」ってのもかなり出てくる。
俺も実際相当ガッカリした口だ。

詳しい内容は以下の個人ブログに凄く丁寧にまとめられていた。

TBSラジオ「ライムスター宇多丸のウィークエンドシャッフル」でメタル特集 - METALGATE BLOG


上のブログにもあるけれど、内容としては

・メタルはウィークエンドシャッフルに合っている、というこじつけ
・アイアンメイデンのボーカルは飛行機のパイロット
・マノウォーのネタ
ラムシュタインの過激なパフォ
・アーチエネミーの「女なのにこんなデスボイス!」

終わり。

これ、メタルを音楽として紹介してないよね。

「聞いたこと無い人に紹介するにはこうするしか…」って言いたいのかもしれんが、それこそただのお笑いネタとして紹介する方が逆効果でしょう。

他で例えれば「野球特集です!」って、宇野のヘディングと達川のデッドボール偽装だけ紹介して「ね、面白いでしょ?」って言われたようなもん。
珍プレーには好プレーもセットなんだけどな。

メタラー代表として出てきたやつが音楽として語れなかったら終わりでしょ。

アメトーークのメタル特集もこんなんだった。

「メタルの曲はこういうところを聞いてほしい」とかそういう話が聞きたかったんだよ俺らは!
上の反応の中にあるけど、「面白かったけど、聞く気はないかな」ってのが全てだよ。

WOWOWの例

www.youtube.com

これは2013年にWOWOWの企画で語られた例。

これはまあ、テーマがそもそも人生がどうのこうのだからしゃあないのかもしれんが、結局紹介するのは昔のバンドがどうのこうの…メタル好きは嫌われてて…。

で、おすすめアルバムはメイデンの初期ってお前やる気あんのか。

ざっと聞いて新しめのバンドはアルディアスがキャバ嬢の恰好してますよってだけ。

サンキュータツオは完全に途中からバカにする雰囲気になってんじゃねーか!

これ以外にも何回かメタル特集されてるらしいけど、他のも不安だなあ…

【追記】

st.wowow.co.jp

こっちではCHTHONICが紹介されていた。でも基本はネタベースなんだなぁ。

新しいもの紹介する気がない?

まとめると、

・ネタとして紹介
・昔話を紹介
・名盤を紹介

こうなってくる。話題はどこまで行ってもメイデン、ジューダス、メタリカ
「今」の話なんか微塵も無い。

例えば、アメトーーク仮面ライダーとかプロレス特集すると、昭和の映像も紹介しつつ、今のも最後に紹介するじゃん(テレ朝の番宣という意味もあるんだろうけど)。

でも、メタラーですって出てきたやつが今の話しない、出来ないのは問題。
(というか両方に出張ってきてるこのT嶋ってのが問題なんじゃねえのかw)

メタルを紹介しました興味を持ちました、で何を聞けばいいの?って疑問に何も提示出来ていない。コンバージョンが取れてない。


じゃあ今のメタルってなんだよ、という話にはなる。
とりあえずベビメタぐらいは紹介しとけよ。好き嫌いに関わらず。

他にも、アメリカはメタルコアが売れてるとか、アングラではポストブラックが流行ってるとか、アジアやアフリカに若手バンドが増えてきたとかいくらでもあるだろ。
それこそ日本にだって世界に出てってるバンドいっぱいいるし、むしろ最終的にそこを盛り上げなくてどうすんだよ。

もちろん、ベテランバンドも元気なんですよ。でも結局取りあげられるのは初期アルバムってんじゃあ何も変わらんだろ。

 

結局、常に最先端のメタルを紹介してるのが未だに伊藤セーソクってどういうことだよ!
ベテラン紹介に混じって2017年デビューのバンドとか紹介してるぞ。

伊藤政則のROCKCITY|tvk

昔話なんかジジイになってからやっとけばいいだろ。


「ラップ特集です」って、「2パックとビギーが抗争で死んだ」「こんな変なエピソードがあるラッパーがいてね…」って話を紹介して終わり。

「ヴィジュアル特集です」ってXとルナシー紹介して、「こんな変なコンセプトのヴィジュアル系がいるんすよw」で終わり。

「アニソン特集です」ってドラえもんとかルパンだけ紹介して、「アニソンも認められるようになりましたねえ」で終わり。

そういうことされたら各ジャンルの人は腹立つでしょう。でも、メタルはずっとそうなんですよ。

ファン自身が今を語れなくなってるんすよ。結成から20年経つアーチエネミーを「新しい」と思ってるやついっぱいいますからね。

「だって今のバンドって終わってるじゃん」

はい出ました。俺が分からなくなったから終わり、にする人々。
興味も熱意も無いくせに居場所は欲しい人。
昔聞いてた、ってだけで延々とファンを名乗り居座り続ける人。

ジジイが若ぶるための延命装置になったメタルなら、そんなもん終わっていい。
でもそうじゃないだろって思うので、俺はファンで居続けますけどね。

何も知らない社長の話

うちの会社の社長は恐らく仕事が出来る。

朝から晩までPCに噛り付いて、打ち合わせに出かけ、仕事を取ってくる。
それは正直すげえと思う。うちの会社はこの人無しじゃ回らんだろう。

その一方、この人はホントに何も知らない。


一番驚いたのはついこの間、プレミアムフライデーが始まる時のことだ。

俺「今日は早く帰ります」
社長「お、誰かと待ち合わせか?」
俺「いやぁ、せっかくのプレミアムフライデーなんで乗っかろうかと」
社長「?…何それ?」

マジか…と。ニュース見てねえんだ…と。
嫌がらせでとぼけてるわけじゃなく、マジで知らなかった。

その他にも、AmazonプライムNetflixspotifyも知らない。
もちろん最近のヒット曲は知らないし、漫画やアニメなどもっての外。
映画は見に行くがほとんど寝ている。
そもそもテレビを見ない。


改めて言うが、仕事が出来ることは尊敬する。
質問すりゃあ先回りして回答が返ってくるし、仕事の振り方も的確だ。

だが、それ以外があまりに信頼できない。

「飲みに行こう」と誘われることもあるが、最後まで仕事の話しか出来ないし、酒の飲み方がチャラい大学生みたいな雑さだ。


この人からすれば、俺が熱入れてるもんとか「余計なもの」「無駄なもの」なんだろうなと。
悪口っていうか、根本的に俺はこの人と合わねえんだなあと実感した。

職場の同僚に、同僚以上の関係を求めるもんじゃないな。

ブレードランナー2049と、何物にもなれない誰かと

恐らく、語ること自体が非常に難しい映画の一つである『ブレードランナー』。
その続編だというのだから大変だ。

www.bladerunner2049.jp

で、見てきた。

ぶっちゃけ、考察だなんだが出来るほどの知識と含蓄は無いのであくまで感想ベースで書き残しておく。

 

 

 

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ーーーーーーーーーーーーーーーー(ネタバレあり)

主人公「K」は新型のレプリカントであり、同時に旧型のレプリカントを狩る、いわゆる「ブレードランナー」。
家ではホログラムの彼女「ジョイ」と暮らしている。最近、新型デバイスを手に入れたことによって、家の外にもジョイを連れ出せるようになった。

そんな時、始末したレプリカントの家から驚愕の事実が見つかる。

レプリカントが子供を産んだ」

元々労働力として生産されたレプリカントにそういった機能は無いはずだった。
しかし、これが繁殖機能を持っていたとすると大変なことだ。

LAPDの上司はそれを秘匿し消滅させようとする。
一方、新型レプリカントを作り世界を牛耳るウォレスは、レプリカントの生殖機能によってさらなる量産をもくろむ。

そしてそのカギを握るのは、レプリカントの子供の親である、かつてのブレードランナーデッカード」だった。

 

あらすじはこんな感じ。

上映時間は2時間44分。結構長い。

で、レビューとか見ると「長すぎ!」「冗長すぎ!」ってな感想も多かった。
まあ分からなくはないんだけど、そういったレビューの締めは大体「2時間で収まる話だろ」だ。

俺は逆に、「やれるなら3時間でもやってくんねえかな」って思った方。

 

この物語、結論から言うと決着はほとんど何もついていない。

レプリカントの神たるウォレスは相変わらずだし、デッカードも娘に会ったところまで、そして蜂起をもくろむ旧型たち。

彼らは何も決着をつけていない。

唯一成し遂げられたものは、「K」が「自分のやりたいこと、やるべきことを成し遂げる」ということ。

 

常に指示に従いレプリカントを処理してきたK。生殖機能は無いし欲求もほとんどない。
趣味があるわけでもない。

なぜならレプリカントだから。

そんな彼が、初めて手にした希望。「俺はレプリカントから生まれたレプリカントなのか?」という希望。
これはもろくも崩れ去る。自分を唯一プログラムながらも愛してくれていたジョイもデータが破壊され、警官としての職務も失い、何より「特別なレプリカントである」という希望も失った。アイデンティティはすべて失われた。

 

そんな彼を求める人もいる。

「一緒に立ち上がってくれ」と願い、秘密保持のためデッカードを殺すように促すレプリカントたち。

しかし彼は、そこに与しなかった。

Kは誰に願われたわけでもなく、デッカードを本当の「特別なレプリカント」である娘に会わせて息を引き取る。
大義のために死ぬことが~」とかレプリカントは誘惑してくるし、ウォレスは「俺は神になる」的なことを延々言ってるわけだが、Kはどれにも属さず自分のやること、やりたいことをやる。

最後の最後にKは本当の意味で「特別なレプリカント」になった。

なぜKは特別になれたのか? 

それは「愛」。というと少しクサい感じもあるけれど実際そうなんだろう。

「子供」という愛の結晶。自分がそうであって欲しい、と思った瞬間からKは愛を求めだす。ジョイと身体を重ねようとする。
そしてそれらを失った。
だから彼は「特別」になれたんだろう。

そして、デッカードの愛のために彼は力を貸す。
登場人物の中で、最後の最後に最も人間的な行為を行ったのはレプリカントのKだった。

退廃しながらも美しい、愛に溢れているけど悲しい映画だった。

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俺の感想はこんな感じ。

例えば「レイチェル」という名前がユダヤ人の母たる「ラケル」に由来しているとか、「「結局デッカードってレプリカントなの?」とか、「折り紙の意味は!」とか、「ジョイ可愛すぎぃ」とかいろいろあるとは思うんだけど。

そういうのを一旦置いておいて、この物語を「Kの物語」として俺は楽しんだ。

ビジュアル面は相変わらずすげえし、音楽の重低音も効きまくってた。

ワンシーンは確かに長いんだけど、その空間が作りこまれてるから俺は退屈せずに見れた。

賛否あってまあ然り、という感じだけど、俺はこの作品を「名作」の棚に置いておきたい。

最近聞いてる曲 / 2017後期

SUSHI BOYS / 軽自動車

www.youtube.com

詳細がよくわからないラップグループSUSHI BOYS。
そのグループ名と曲名から、なんとなくゆるそうなイメージを抱くが楽曲は、滅茶苦茶カッコいい。
ポップなバックトラックに乗せて流れる3人の軽妙なラップ。
田舎、というスタンスを悲観的でもなく、かといって楽観的でもなく、現実的な目線で語り継いでいくライム。
飾り立てることなく、堂々と傷だらけの軽自動車で街に繰り出す姿は痛快だ。
オクラホマミキサーをリミックスしたOMGって曲も洒落がきいててカッコいい。

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モーニング娘。17 / 若いんだし!

www.youtube.com

言わずと知れたアイドルグループ、モーニング娘。のシングル。
人気メンバー工藤遥の卒業をフィーチャーした楽曲で、曲中の「どぅー!」というコーラスは工藤のニックネームから来ている。
ダブステを取り入れたり、ロシア系ナンバーを急にやったりと音楽性の広さは昔から知られているつんく♂
今回はトロピカルハウス全開。それでいて、歌詞や歌メロの中にあるつんく♂節も健在。
言い方は悪いかもしれないが、「最先端」に全力に振り切らず、少し「ダサさ」みたいなものを残すことこそがつんく♂の良さであり、モーニング娘。の良さなのかなと思ったり。
歌詞も「若いからなんでもやろう」みたいな明るいだけの歌かと思いきや、
「無くしたものばかり数えても未来には繋がらない」
「他人に見せられない私も私である」
などハッとさせられる視点が歌い込まれている。ある意味、過去というデカい存在とずっと生き続けるグループだからこその歌詞なのかなと思ったり。

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OZROSAURUS / OUR TIME IS N.O.W.

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横浜出身のラップグループOZROSAURUSによる、横浜DeNAベイスターズの応援歌。
ゴリゴリのラップを応援歌として採用するあたり、フットワークの軽さが素晴らしい。
ラップ界でよく使われる「レぺゼン」、まさにその「レペゼン横浜」たるOZROとベイスターズがコラボするのは自然でもある。
静かな前半部から徐々に高まっていき、この曲最大のパンチライン「横浜なめたらタダじゃ済まさない」で最高潮を迎える。
スポーツカルチャーと音楽というのも、切っても切れない関係性であるが、この曲はその新しい形を切り開いた楽曲だと思う。
日本シリーズでは苦戦しているが、「ただじゃ済まさない」ところを見せつけてほしい。

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Advent Sorrow / Pestilence Shall Come

www.youtube.com

流行っちゃあ流行のジャンルだとは思う、いわゆるポストブラック / デプレッシブブラックに含まれると思われる曲。
ガッツリとコープスペイントしてる辺り、メタル的意識は強めな方。
「なんでそんなに悲しい曲をやりたがるんだ!」と言いたくなるような、切なさと絶望であふれかえった楽曲。
明るくポップに生きようぜってのも分かるが、一方でどうしてもそれが出来ないやつらってのも必ずいる。
それが「マニア向け」とか「天邪鬼」って言われるならしゃあない。
でも多分、こういう音楽ってずっと無くならないと思うんだよな。ポップスが巨大化していけばいくほど、陰の部分も濃くなっていくと思う。

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今期はメタルよりもその他のポップスやラップを聞く量が多かった。
大型化した欧米ポップスはやっぱり楽曲のクオリティ高いし、ベックやらを筆頭に大物アーティストも次々に新譜をリリースしていて耳が忙しい。

一方メタルも面白いんだけれど、何かこう一個図抜けたようなバンドやアルバムが欲しいなあと思ったり。
楽曲だけ聞いて後から調べると国がバラバラで、メタルの広がりを感じる一方シーン全体が若干落ち着いてきている印象もある。
ただ、俺が見えてないってだけかもしれないので、もうちょっと角度変えて色々聞いてみよう。