想像力の無さ
音楽のレビューでも書こうかなーと思ったが筆が進まない。
ゲームとか漫画、アニメはいくらでも書けるんだけれど、どうも音楽だけそういうわけにいかない。
喋れって言われたら喋れるが、文章にならない。
想像力が弱いんだろう。もしくは、聞いたものを聞いたように表現する力が弱い。
直観的に言葉には出来るが、それを文章として構築することが出来ない。
アニメや漫画、ゲームは元を辿れば文章だ。それを翻訳、意訳する。
が、音楽の元は文章ではない。別の回路が必要になる。音符や音の作り、歴史やらなんやらは文章でいくらでも書ける。しかし、音そのものを文章化するのは非常に難しいと思い知った。
レビューは一旦挫折。
お薦めだけにしておく。
東京魔人学園剣風帖 / 1998 【PS】
ゲームのレビュー書いても良いよね。別に音楽に限定してねえし。
東京魔人學園剣風帖 / 1998年
概要
98年に発売されたシミュレーションアドベンチャーRPG。風水や神話をモチーフに、不思議な力に目覚めた高校生たちが世界の危機を救うために戦う。
システム
ゲームの流れは、
日常パート→戦闘パート→日常パート
で1ステージ。スパロボとかに近い。
最も特徴的なシステムとして「感情入力システム」がある。
これは、日常パートにおけるキャラ同士の会話を選択肢によって決めるのではなく8種類の感情によって進めていくシステムだ。
例えば仲間が
「なあ、そうだろ?」
と同意を求めてきたときに「愛情、友情、同意、喜び」の肯定感情、もしくは「悲しみ、怒り、悩み、冷淡」の否定感情から一つを選んで反応を示す。
これによってキャラに対する友好度や愛情度が変化、キャラによっては仲間になるかどうかのフラグになる。
だったら全部「友好」でいいんじゃね?と思うんだがそうはいかない。
敵の問いかけに対して「友好」で反応すると「な、なんだコイツ」と気味悪がられたり、冗談に対して友好で反応すると「冗談のわからねーやつだな」という反応が返ってきたりする。
挑発してくるやつには怒ったり、冗談に乗っかってリアクションしてあげる方が好感度は上がるって感じ。
そこまで難しくはないが、ある程度考えて選ぶ必要がある。
戦闘
マス目を移動しユニット同士を戦わせる。その際、「行動力」というポイントを消費する。地形や使用する攻撃によって消費量が異なり、向いている方向を変えるのにも行動力を消費する。行動力がある限りは1ターンに何度も行動できる。
また、キャラクターごとに射程や属性の違う技があり、レベルアップによって増えていく。
さらに、特定のキャラで敵を囲むことで「方陣技」と呼ばれる合体攻撃が発動できる。この方陣技、なんと消費行動力が一律で1なので使わない方がもったいない。おまけに、技を発動したキャラの友好度も上がるのでいいことずくめだ。強いていうなら、敵を囲むのがめんどくさいぐらい。
難易度はそこまで高くないが、気を抜くと一撃で味方がやられることも無くは無い。
ただ、何度も挑戦できるエクストラダンジョンの「旧校舎」がある。そこでレベルアップや資金稼ぎ、装備の収集などは納得いくまで行える。それらを加味すると、やっぱり難易度は低いかもしれない。
キャラ&ストーリー
主人公は転校生。転校した日に不良に絡まれるも古武術で撃退、不思議な力に目覚め東京に秘められた謎を…
今風に言えば中二病の極みみたいな話。ただ、俺個人的にはこの中二病という言い方はあまり好きじゃない。
単に、中高生が好きなものを詰め込んだ「カッコいい」ものだ。それを上から目線でバカにするのはよくないと思うんだよな…まあそれはそれとして。
90年代末のキャラ配置というか。ヒロインはおしとやかな黒髪美女。活発なボーイッシュ女子に、女好きなチャラい剣士。質実剛健だけどお化けが苦手な格闘家。
感情の乏しい暗殺集団のエース、電波系ナース、性格が真反対な双子女子。兵器として教育された異国の少女…
まあてんこ盛りだ。メインキャラは主人公含め5人だけなので、あとは好きに戦闘に参加させられる。
女性キャラの好感度を上げていくと、クリスマスにデートイベントがある辺りも隙が無い。女性キャラならだれでも一人だけ誘える。
あとやはり、全体的に「ノリ」が今と違う気がする。これはうまく言語化出来ないが、キャラ同士の会話のノリが、似たようなキャラ配置でも大きく違っているように感じる。こればっかりはやってもらわないとわからないかもしれない。
ストーリーは、帝都物語に中国を絡めて現代風にアレンジした印象。実在する寺院などを風水と絡めることで説得力を持たせている。世紀末の空気なんだろうか、こういうオカルトに妙に説得力があった記憶がある。
ボリュームの関係か、ボスが即退場みたいなステージが多いので敵の印象は薄い。というかこっちに負けず劣らず個性的なので、消化するにはエピソード不足かもしれない。
ともあれ、前世からの遺恨とか東京に潜む人ならざる者とか大好物なストーリーで、説教臭くもなく、かといって陰惨なわけでもない分かりやすい物語展開は爽やかな印象。やり終わった後、俺が中学生だったら「こんな高校生活送りてえー…」と思わせてくれるだろう心地よい余韻に浸れる。
まとめ
最新作が出たばかりのペルソナシリーズだが、そのルーツの一つと言えるかもしれない。正直、昔のシミュレーションなのでテンポはそこまでよくない。フリーズも少なくないので、慣れてないとストレスが溜まるかもしれない。
それでも、ジュブナイル戦記物として歴史に名を残す名作であることには変わりない。90年代末の空気、今とは少し違うキャラクター達を楽しんでみたい方にはお薦めだ。その際には、アペンドディスクが追加された以下のものがおすすめ。
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つーかドはまりしてしまったゲームなのだ。
何でか知らんが、アニメでも漫画でもゲームでも、「1998年」に出た作品に俺の好みのものが固まっている傾向がある。不思議なもんだ。
特になし
いろいろと、好きなものに対して語ろうとすると衝突したりすることはあるわけですが、
胸張って真ん中を歩きましょう。
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好きなものを語ろうとしたら嫌いなものを語りだしていたのが数か月前の俺なので。
それはよくないよな。他所を向いて明後日の方向に向かっていた。
最近聞いたものをまとめる
まあなんやかんやいろいろと、視野を広げたり得意分野を掘ってみたり。
見過ごしてるものも大分多かった印象。
そんな、最近聞いた音楽をまとめつつ、お薦めします。
Vampillia - endless summer
2005年結成の「ブルータルオーケストラバンド」。
オーケストラらしく、パートは多く曲展開もドラマチックだ。一言でジャンルを整理出来ないような独自の世界観とサウンドがある。
PVもそれに合わせたオリジナリティがある。人を選びそうな音楽性なのだが、ライブではネタパートがあったり、対バンにやたらアイドルが多かったりと一筋縄ではいかない部分もある。サイドプロジェクトのVMOもかなり良い。
LEPROUS - The Price
ミニマル感っつーんだろうか、ポップ感もそうだけれど現代的。
単に超絶技巧で複雑な曲をやるのではなく、そこに絶妙に味付けされた様々な音楽要素が見え隠れしている。
AronChupa - I'm an Albatraoz
某音楽サイトで2年前に死ぬほど流行ったらしい。
シンプルなリズムと旋律。耳に残るフレーズの繰り返し。
一生聞いてられるような感じがする。
RISE OF THE NORTHSTAR - What The F***
フランス出身、日本大好き不良メタルコアバンド。
学ランを着て、ドラゴンボールやら聖闘士星矢をモチーフにした歌を歌う。
徹底しているから、単なる日本好きというよりもガチ感がある。コア感もいい感じ。
S.O.B. Live At OBSCENE EXTREME 2015
日本のレジェンドハードコアバンド。
すでにキャリア30年だがこのクオリティ。
日本のハードコアパンク界隈はGAUZEといい鉄アレイといい、海外の方が人気あったりする。
このブルータル感の中に、日本的なものが潜んでいるのかもしれない。もっとよく聞こう。
KOJOE & AARON CHOULAI / FLY420
欧米基準って言うんだろうか。完成度が凄く高いように感じる。
KOHHもそうだけれど、逆輸入のようなかたちでヒップホップも展開していく時代なのかなあ。
それと国内シーンがどう融合していくんだろう。
Martin Garrix & Bebe Rexha - In The Name Of Love
7月末に公開されて、再生回数1億4千万回。
こんだけ流行ってるのに全然知らなかった。びっくりだわ。
どこで俺はこの情報をせき止めていたのか。普通に良い曲だし。
VOLA - Gutter Moon
確かイタリアのメタルバンド。
しかし、メタル的なダサさというかクドさはほとんど無い。
シューゲイザーだったり、いろんなものを取り込んでカッチリまとめた感じ。
やっぱりこれも完成度が高い。
Joe - So I Can Have You Back
こういう、ストレートなポップスというか、良い曲を聞くのも久しぶりな気がする。
何かしら癖があったり尖ったりしてるものばっか聞いてたからかなぁ。
心地いいものをゆったり聞くのもいいじゃないか。
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以上。
知らない音楽を聴くのはやっぱ面白い
いつから俺は「遅れた音楽ファン」になったのかという分析
最初に言っておくと、別に「最先端が最高!それ以外はカス!」とか「アメリカの音楽最高!日本なんてダサい!」みたいなことが言いたいわけではない。
ただ、自分が流行とか最先端ってのが段々分かんなくなってきたたことは自覚している。それがどっからだったか振り返ってみようかなと思い立った。
俺が音楽を好きになりだしたのは中学の頃。サンプルとして2004年から、日米それぞれのトップ10を振り返ってみる。
2004年
001 | Usher – Yeah アトランタ・サウンドを感じさせるシンセの上モノ使いに、ハンドクラップがアクセントになったミディアム・チューン!フックでのUSHERとLIL JONの「YEAH, YEAH!」の掛け合いが盛り上がるフロアフィラー! |
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002 | Usher – Burn 大ヒット”CONFESSIONS”からの2NDカットはUSHERの真骨頂とも言うべきミディアム・スロウ・ナンバー! |
003 | Alicia Keys – If I Ain’t Got You BLAST誌2003年ベストR&Bアルバムに輝いた “DIARY OF ALICIA KEYS”より、この曲をベストに挙げる人も多い、大名曲の”If I Ain’t Got You” |
004 | Maroon 5 – This Love 2002年発表のデビューアルバム『Songs about Jane』が世界中でゴールド、プラチナム、トリプルプラチナムを達成し、2005年第47回グラミー賞で最優秀新人賞を受賞。 |
005 | Outkast – The Way You Move Sleepy Brownがゲストボーカルとしてフィーチャーされている。Sleepy BrownはMotownのスターMarvin Gayeを真似して歌ったと語っている。またプロデューサーはCarlton “Carl-Mo” Mahoneによるもの。 |
006 | Hoobastank – The Reason 2003年にリリースされたHoobastankの『The Reason』 「The Reason」のヒットにより、2005年のグラミー賞にまでノミネートされ、一躍その名がしられるようになったフーバスタンク。 |
007 | Mario Winans – I Don’t Wanna Know 天性の歌声はもとより、R.KELLYやJOE等のアーティストと肩を並べる程の才能の持ち主ですが、本作もその才能を十分発揮した、美しすぎるメロディー・ラインに胸がキュンとなるメロウチューン! |
008 | Outkast – Hey Ya! Outkastの5枚目のアルバム”Speakerboxxx/The Love Below”の”The Love Below”に収録されているAndré 3000のシングル。 |
009 | Ciara – Goodies 歌だけでなく、ダンスの腕前、ルックスも抜群と全てを兼ね備えたCRUNK&Bの女王シアラのデビューアルバムからの同名タイトルカット。 |
010 | Terror Squad – Lean Back TSことTERROR SQUADの衝撃的シングル!!! BUSTA RHYMESやROOTSを手掛けたプロデューサー SCOTT STORCHプロデュースのハーコーなビートに TERROR SQUAD勢の容赦ないライミングの集中砲火! |
懐かしいなーと思う一方、アレ?と思う部分もある。マルーン5やフーバスタンクなんかのロック勢は当時も聞いていたし、アウトキャストなんか嫌になるほど町中でかかってた記憶がある。
ただ、アッシャーとかアリシア・キーズ、その他ヒップホップやR&Bに関して全く聞いてなかった疑惑が出てきた。
続いて日本
2004年(平成16年)のヒットシングル曲【PRiVATE LiFE】年間ランキング
1 | 瞳をとじて ⇒ | 平井堅 | 2004/04/28 |
2 | Sign ⇒ | Mr.Children | 2004/05/26 |
3 | Jupiter ⇒ | 平原綾香 | 2003/12/17 |
4 | 花 ⇒ | ORANGE RANGE | 2004/10/20 |
5 | 掌/くるみ ⇒ | Mr.Children | 2003/11/19 |
6 | かたちあるもの ⇒ | 柴咲コウ | 2004/08/11 |
7 | ロコローション ⇒ | ORANGE RANGE | 2004/06/09 |
8 | 君こそスターだ/夢に消えたジュリア ⇒ | サザンオールスターズ | 2004/07/21 |
9 | 桜 ⇒ | 河口恭吾 | 2003/12/10 |
10 | Mickey ⇒ | Gorie with Jasmine&Joann | 2004/09/08 |
これはさすがに全部わかる。バンド、ソロシンガーにお笑い。結構バラエティ豊かなように思える。
ちょっと時代を進めて2008年を見てよう。
2008年
001 | Flo Rida – Low 2008年度、年間チャートNo1ソング。 「Billboard Hot100」最高位は10週連続1位。 |
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002 | Leona Lewis – Bleeding Love UK新人女性歌手レオナ・ルイスの大ヒット・シングル。イギリス出身の女性歌手がアメリカのヒット・チャートのトップに躍り出るのは、1987年にシュープリームスの“You Keep Me Hanging On”をカヴァーしたキム・ワイルド以来約20年ぶりとなる。 |
003 | Alicia Keys – No One 世界の歌姫Alicia Keysのナンバーワンと呼び声の高い傑作アルバム”As I Am”からの人気曲”No One” |
004 | Lil Wayne – Lolli pop Lil Wayneの2008年特大ヒットアルバム『THA CARTER III』より「Lollipop」 |
005 | Timbaland – Apologize アメリカン・ロック・バンド、OneRepublicをフィーチャーしたTIMBALANDのバラード・ヒット曲「Apologize」 |
006 | Jordin Sparks – No air 「アメリカン・アイドル」シーズン6優勝者、ジョーダン・スパークス。待望の2枚目シングルはChris Brownをフューチャリング。 |
007 | Sara Bareilles – Love Song 第51回グラミー賞(The 51th Annual Grammy Awards)ソング・オヴ・ザ・イヤーノミネート。 最優秀女性ポップ・ヴォーカル・パフォーマンスノミネート |
008 | Usher – Love In This Club シングルヒットチャートでFlo-Rida Feat. T-Painのヒット曲『Low』を抜き1位を獲得。 ゲストにはYoung Jeezyを迎え、プロデューサーはPolow Da Don。 |
009 | Chris Brown – With You ティーンの憧れである卓越したダンスのスキル、ヒップホップ/R&Bファンを魅了するアルバム! そのアルバムの中から、Chris Brown「With You」 |
010 | Chris Brown – Forever Album:「Exclusive: The Forever Edition」からのシングルカット 全米2位、年間チャートでも10位を記録した。 |
アレ…?もうわかんねえぞ。さすがに一位のフロ・ライダーは知ってるけど、それ以外は名前ぐらいしかわからねえ。後、バンドがもういないな。下の方まで見たけど、バンド系で一番高いのは3 Doors Downの52位。リンキンパークも55位だ。
すでに、バンド系はこのころには流行から降りていたってことなのか。
そして俺はそれに気づいてなかったのか。
というか、このころメタルにどっぷりだったのでそもそもランキングに興味が行ってなかったというのもあるが。
続いて日本
2008年(平成20年)のヒットシングル曲【PRiVATE LiFE】年間ランキング
1 | truth/風の向こうへ ⇒ | 嵐 | 2008/08/20 |
2 | One Love ⇒ | 嵐 | 2008/06/25 |
3 | I AM YOUR SINGER ⇒ | サザンオールスターズ | 2008/08/06 |
4 | キセキ ⇒ | GReeeeN | 2008/05/28 |
5 | 羞恥心 ⇒ | 羞恥心 | 2008/04/09 |
6 | HANABI ⇒ | Mr.Children | 2008/09/03 |
7 | そばにいるね ⇒ | 青山テルマ feat.SoulJa | 2008/01/23 |
8 | DON'T U EVER STOP ⇒ | KAT-TUN | 2008/05/14 |
9 | LIPS ⇒ | KAT-TUN | 2008/02/06 |
10 | Beautiful days ⇒ | 嵐 | 2008/11/05 |
おっと、ジャニーズ無双。
この中で一番聞き覚えのあるのはGreeenのキセキだな。しかし…ジャニーズってだけでタイトル見てもどんな曲かわからなくなってきた。
別にジャニーズだから避けてる、ってわけでも無いんだけど耳に入る量が減ってきてたのかもしれない。
また、こちらもバンド系が少ない。下まで見ると、ウーバーワールドが40位にランクインしているが、これにはガンダムの主題歌補正も多少あるだろう。その下にマキシマムザホルモンがいるくらい。
段々どっちの流行も分かんなくなってきたぞ…
最後に昨年のランキング
2015年
001 | Mark Ronson – Uptown Funk 第56回グラミー賞「最優秀男性ポップ・ヴォーカル・アルバム」を受賞した世界的スーパー・スターのブルーノ・マーズがゲスト参加!イギリス出身のDJ,Mark Ronsonの4枚目のアルバム「Uptown Special」収録曲。 |
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002 | Ed Sheeran – Thinking Out Loud Ed Sheeranの2ndアルバム「Multiply」収録曲。 |
003 | Wiz Khalifa – See You Again ピアノ&ボーカルにCharlie Puthをフューチャーした、ラッパーWiz Khalifaの楽曲。2013年に交通事故で他界したPaul Walkerの遺作となった映画 「ワイルドスピード7」(邦題:ワイルド・スピード SKY MISSION、2001年から公開されたストリート・レーシングをテーマとしたカーアクション映画の7作目)のサウンドトラック収録曲。 |
004 | Fetty Wap – Trap Queen TwitterやInstagramを始めとするSNSで注目を集め、ヒットを記録したFetty Wapのデビューシングル。 |
005 | Maroon 5 – Sugar マルーン5の5枚目のスタジオ・アルバム「V」収録曲。 |
006 | WALK THE MOON – Shut Up and Dance WALK THE MOONの2ndアルバム「Talking Is Hard」収録曲。 |
007 | Taylor Swift – Blank Space Taylor Swiftの約2年振りとなるアルバム「1989」収録曲。 |
008 | Silento – Watch Me アトランタ出身のラッパーSilentoのデビューシングル。 |
009 | The Weeknd – Earned It (Fifty Shades Of Grey) 映画Fifty Shades Of Greyのサウンドトラック収録曲。 |
010 | The Weeknd – The Hills 2015年に発売が予定されているThe Weekndの2ndアルバム「Chapter III」リードシングル。 |
このころには再び洋楽聞くようになってたので、ブルーノ・マーズとかテイラースウィフトとか知ってるのもある。にしても、半分くらいしかわからない。マルーン5はいるが、昔とはスタイルが違う。
ただ、やっぱり傾向として現在の潮流の兆しは10年以上前からあったってことがランキングを眺めるとわかる。
それをつかめたかどうかって言えば、俺はつかめてなかった。
続いて日本。予想はつくのだが…
2015年(平成27年)のヒットシングル曲【PRiVATE LiFE】年間ランキング
1 | 僕たちは戦わない ⇒ | AKB48 | 2015/05/20 |
2 | ハロウィン・ナイト ⇒ | AKB48 | 2015/08/26 |
3 | Green Flash ⇒ | AKB48 | 2015/03/04 |
4 | 唇にBe My Baby ⇒ | AKB48 | 2015/12/09 |
5 | コケティッシュ渋滞中 ⇒ | SKE48 | 2015/03/31 |
6 | 今、話したい誰かがいる ⇒ | 乃木坂46 | 2015/10/28 |
7 | 太陽ノック ⇒ | 乃木坂46 | 2015/07/22 |
8 | 命は美しい ⇒ | 乃木坂46 | 2015/03/18 |
9 | 青空の下、キミのとなり ⇒ | 嵐 | 2015/05/13 |
10 | Don't look back! ⇒ | NMB48 | 2015/03/31 |
出たこれ。嵐とAKBの二択。
以前、「アイドルが面白い」って記事を書いた。
にしたって、これはねえだろ~。
ちなみにこの下に行くと三代目が入ってきて、それ以外のアーティストで一番高いのがB'z。その下にSMAPやらモー娘。やらK-POPが入ってくる。どれもコアな固定ファンを持つアーティストだ。
別にアイドルのサウンドが悪いとかそういう話ではなくてさ。
俺も聞くには聞くんだけど、ここまで売り上げが寡占されんのもちょっとな、という。
アメリカのランキングはラップだらけ、ってのとはまた違う感じ。
どこから変わった?
まず洋楽のチャートに関して。
これは単純だった。2000年代半ばのランキングを見ればわかるようにバンドが売れる時代からR&Bとヒップホップの時代への転換点が来る。
そこで俺はR&Bとヒップホップに乗れなかった。そうした経緯があって今のランキングだから、久しぶりに見て面食らうのもしょうがない。
ここに関して俺の感覚なのだが、日本でR&Bとかヒップホップというと、2000年代には一度「終わった流行」にしてしまったという記憶がある。
実際にどうだったか、ではなくあくまで流行とかステレオタイプ(それも俺の)の話だ。
90年代末、MISIAとか宇多田ヒカルとか、優れたR&Bシンガーはいたし平井堅とか久保田利伸なんかもいた。ヒップホップもDAYONEからスチャダラを経てドラゴンアッシュ、リップやキックの時代があった。しかしそれが一過性の流行で終わった。
アメリカで着実に文化を根付かせていく一方で、日本ではR&Bとヒップホップは流行として消費してしまったように思える。
俺はというと、もちろんそうしてしまったからこそ流れを見過ごしていた。
結果、今の全米音楽の潮流に戸惑っているわけだ。
実際のところ、単に流行じゃなくなっただけで、アングラでカッコいいものは昔からたくさんあったし、だからこそ紡がれてきた日本のヒップホップ文化が今はバトルブームを導き、いとうせいこうが再評価される時代がきているわけだが。
次に日本のチャートについて。
このような状況が起こったのは何も最近の話じゃない。
1 | Beginner ⇒ | AKB48 | 2010/10/27 |
2 | ヘビーローテーション ⇒ | AKB48 | 2010/08/18 |
3 | Troublemaker ⇒ | 嵐 | 2010/03/03 |
4 | Monster ⇒ | 嵐 | 2010/05/19 |
5 | ポニーテールとシュシュ ⇒ | AKB48 | 2010/05/26 |
6 | 果てない空 ⇒ | 嵐 | 2010/11/10 |
7 | Love Rainbow ⇒ | 嵐 | 2010/09/08 |
8 | チャンスの順番 ⇒ | AKB48 | 2010/12/08 |
9 | Dear Snow ⇒ | 嵐 | 2010/10/06 |
10 | to be free ⇒ | 嵐 | 2010/07/07 |
2010年にはすでにこうなっている。
問題はそっから5年経っても面子がほぼ変わらないってのが凄いというか恐ろしいというか。
95年のランキングと2000年のランキングを比べたら、そりゃ入ってる人は全然違うし流行も違う。
でもここ5年は、中心にいたものがずっと同じってことだ(乃木坂とAKBは違う!とかそういうのはいいです)。
まあAKBも曲によってはジャンルも違うんだけれど、パッケージとして同じ。
俺の問題を日本のせいにしたくはないが、しかしこのランク。
明らかに日本の音楽文化の潮流が見えにくくなってきている。
もちろん、新しい音楽は出てきているし変化はある。
しかしそれに気づくためには今までとアンテナの張り方を変えなきゃいけないんだろう。
そもそも上に貼ってったランキングはCD売り上げだし、何年か前から「CD売り上げと配信売り上げの乖離がすごい」みたいな話題はあったわけだし。
アイドルが強いってのはそこにファンダムを最大限活用するビジネスがあるからこそ、ってのもある。
また、現在ではyoutubeやストリーミングの再生回数ってのが日本でも重要視されつつある。
まあ、だから「音楽業界はこうしろ!」ってわけでもないのだが、俺自身いろいろと見直して振り返るべきだなと思わされる結果だった。
都合よく理由つけて流行に乗ったり乗らなかったりしてるとこうなるんだろうな。
若ぶって「流行!最先端!」って騒ぐのもアレだけど、思い込みで分かった気になってるのも良くないと思うし、ちゃんと見聞きはしてこうなってことで。