吐き捨て系日記

もう30になっちゃう男が考えを整理するためにブツクサ綴る、ほんとにただの日記です。

俺が好きなファミ通WaveDVDの話

www.youtube.comすでに休刊(編集者曰く廃刊)になってしまった雑誌、「ファミ通WaveDVD」。
俺はこれがたまらなく好きで、古本屋とかでバックナンバーを集めてたりする。


基本的には新作ゲームの動画やゲームのやり込み動画が中心。
そこに、芸能人や雑誌編集者を交えた様々な企画が挿入されるのだが、これが凄まじく面白かった。

何が、って言われたら「バカだから」とぐらいしか形容出来ない。


ただ、その馬鹿が全力だ。
上に貼った動画の企画。 

「ひたすら食べて100㎏を超える」

バカ過ぎる。それをほんとにやる。

メイン番組「BOSEの○○タイム」でも、ただゲームやるだけじゃなくて、「負けたらセーブデータ消去」とか「催眠術でゲームは上手くなるか?」とかひねりを加えた企画が面白い。

そして何と言っても山岸聖太による切れ味抜群の編集。

番組の間に挿入される意図不明のCMらしき映像群、通称「ノイローゼコンテンツ」はもはや頭が狂っているとしか思えない、常軌を逸した世界観が展開される。

他にも

「ビールの栓をキ〇タマで抜く」

「ネズミ獲りを投げつける」

「ウォシュレットを口で受ける」

「罰ゲームで富士登山

 

 

すごすぎる。これをやるのがプロの芸人やyoutuberではなく、出版社の一編集者というのが凄い。どんな根性だ。

男の子がいつしか忘れた馬鹿さ。中二ぐらいで卒業するものを全力で表現する。多分、世の中にとっては無駄だろうし、なんなら軽蔑の対象なのかもしれない。

でも、楽しいんだよな。これは間違いない。

今見る方法はほとんどないけれど、定期的に帰ってきたくなるコンテンツだ。ゲームはほんとオマケ程度だけれど、それでもゲームが好きだというのはわかるのもすごい。 

たまにポッドキャスティングを聴きなおして、懐かしさとともに腹抱えて笑ったりする。ノスタルジーだけじゃなくて、単純に面白いんだよやっぱ。 

最近聞いた邦楽まとめ

邦ロックってののトレンドからもだいぶ遠ざかっていた。サカナクションだってゲスだってもう「新人」ってくくりじゃないもんな。

そうやって色々聞いていくときにYouTubeのサジェスト機能ってのは優秀だ。似たジャンルのやつを山ほどおすすめしてくれる。

ってわけで最近聞いたやつをちょいと備忘録代わりにまとめておく。

 

VMO(Violent Magic Orchestra)

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Vampilliaのメンバーが携わっているポストブラックメタルバンド。

正直音が好みすぎてヤバい。ブラックメタル感がありつつ、エレクトロの高揚感も同時に感じられる。PVのヴィジュアル面もいい。

不思議なのは、対バンの相手の多くがアイドルだってこと。この間も生うどんとかと共演してたし。まあ確かに、これと対バンするロックバンドってあんまり思いつかない感じもある。

出るとこ出たらすげえ化けそうな予感がする。めっちゃ好きなバンド。

 

Gi Gi Giraffe

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まだ活動開始から一年経ってないロックバンド。

完成度がスゲー高い。「オシャレ」って言葉で片づけるのはもったいないぐらいのカッコよさ。

若くてテクがあるバンドってすげー多いけれど、それでいて若さを感じるし、新しさもある。そして、脈々と受け継がれる過去のバンドからのエッセンスも存分に盛り込まれている。

「今のロックバンド」っていう感じがしてスゲー好き。

 

Age Factory

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歌がすげえ。

一発で耳を奪われる歌声だ。これも1stってどうなってんだ最近のバンドは。

 

アップアップガールズ(仮)

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アイドルの中で、どこか別格の評価を得ているグループ。

ハロプロという名門から離れ、独自の道をひたすら歩む姿勢が人々の共感を呼んでいるのかもしれない。

ダンスも歌も上手い。可愛いし。

 

GLAY

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昔、何でか知らないけど苦手だったGLAY

時期が時期だし聞いてみると、すごくいい歌だ。

謡曲的な切なさと、バンドの世界観が凄く合っている気がする。そりゃ人気出るよなと改めて思う。

俺の世代でも憧れてバンド始めたやつ多数。

 

 

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昔に比べて今は…っていう発言は年を重ねるとしてしまいがちだけれど、今も凄い人とかカッコいい人はいっぱいいるんだよな。俺が気づきにくくなっただけで。

それに、昔カッコよかった人は今でもカッコいい、それもまた事実。「今聞いたらダセエwww」って卑下することもないんじゃないか。

 

【映画】ノッキン・オン・ヘブンズ・ドア (1997年)

一番好きな映画は?と問われたらまずこれを挙げる。

 

あらすじ 

同じ病院で偶然出会った女好きのマーティンと気弱なルディ。実は二人とも、不治の病に侵され余命いくばくもない状態だった。末期患者の病棟に移された二人は、酒を飲んだ勢いで病院を抜け出し、ルディが「見たことがない」という海を目指して旅に出た。しかし、その時盗んだ車がマフィアのもので、トランクにはピストルと100万ドルが積んであった…

 

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ドイツ映画の中でも特にヒットした映画らしい。主演はティル・シュヴァイガーとヤン・ヨーゼフ・リーヴァース。

タクシードライバーをしていた監督のトーマス・ヤーンがティルに脚本を持ち込んで、それを気に入ったティルの働きで製作にこぎつけたという。なんかスタローンのロッキーみたいな話だな。

 

 俺がこの映画を見たのは偶然に近い。映画を見ることが楽しくなってきた時期に、「なんか面白いの無いかなー」とレンタルショップをうろついていて、上のジャケットが目に入った。

ジャケットカッコいいじゃん、ってことで見たわけだが、これがドはまりしてDVD買うまでになった。

 

この映画にちょいとでも触れる人が増えてくれたら良いなと思い、いくつかポイントに絞って紹介する。

 

コンパクトな映画

この映画の上映時間は87分。普通の映画にしては短い。

しかし、それでいて短いとも感じさせない、かといって長くも感じない絶妙な作りになっていると思う。

それは「緩急」によるところが大きい。二人の主人公は共に不治の病に侵されており、マーティンはその発作にしばしば苦しめられる。そのため、ゆったりとした時間やギャグのような展開の中でも「死」を忘れることが出来ない。

それが、この映画の時間間隔に影響を与えているように思える。

 

誰も不幸にならない

映画には様々な登場人物が出てくる。二人の他にも、少し変わった警察官、間抜けなマフィア、強盗に入られても全く動じない銀行員。

悪人はいるのだが、どこか憎めない。そして誰も傷つかない。

ドジをして怒られる下りはあるが、基本的に死人は出ない。泣く人もいない。凄惨な暴力も無い。

きれいごとと言えばきれいごとなのだが、ここまで徹底していると逆に清々しい。説教臭くないし。

 

海と死

序盤、マーティンとルディは酒を飲みながら語り合う。

 

マーティン「今天国で何が流行ってるか知ってるか?海がどれだけ美しいか語り合うことさ。日が沈んで真っ赤に染まった海の美しさをみんなで語り合うんだ。」

ルディ「…僕は海を見たことが無いんだ…」

マーティン「じゃあお前は仲間外れだな」

ルディ「それはイヤだ!」

 

 大体こんな感じ。こうして二人は海を見に行くことになる。そして道中、道端に飾られた美しい海の絵や、想像の海、様々な形で二人は「海」を夢見る。

ネタバレというわけではないが、最後に二人は「海」へたどり着く。その「海」の姿は二人の想像とは違っていた。

こうしてみるとわかりやすいが、この作品において「海」とは「死」そのものなのだ。不治の病に侵された二人はいずれ死ぬ。そこで二人は、自分の「死」について思いを巡らせる。それが絵画として描かれた美しい「海」=「死」だ。

自分がどうやって死ぬのか、それはその時にならないとわからない。この二人はその「死」に向かって旅を始める。そうして辿り着いた「海」の姿から何を感じたのか。

「天国の扉を叩いた二人」がこの映画のテーマなんだ。

 

序盤のギャグで、病院に忍び込んだマフィアの二人が、手術から目覚めた患者と交わす会話がある。

患者「ここは…天国?」

マフィア1「そうだ。俺がヨハネでこっちがパウロ

マフィア2(アラビア系)「アッラーアクバル」

患者「(気絶)」

 単なるギャグではなくて、ほんとに天使なのかもしれない。

 

名曲「Knockin' on heavens door」

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言わずとしれた大名曲。オリジナルはボブ・ディラン

後にガンズ&ローゼスがカバーして、こちらもヒットした。

タイトルからわかる通り、この曲がラストに流れる。ドイツのバンドがカバーしたバージョンだが、ガンズのバージョンに近いアレンジになっている。

 

この曲が、「ここしかない!」という絶妙なタイミングで流れる。正直卑怯だろー、と思う。だって泣くしかないもの。

イントロのギターが鳴った瞬間に大号泣必至。

曲については改めて語ることは特にないです。

 

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正直、個人的には欠点らしい欠点が見当たらない映画ではある。強いて言えば、エンドロールの後はいらなくね?とか、二人の友情がちょっと近すぎるとか。

ともあれ、誰が見ても面白い映画だと思う。

前述したように、サクッと見れる映画なので、少しでも興味が湧いたら是非見てもらいたいですわ。

特になし

昨日のフィーバーからやっと落ち着いた。

ビビり症なもんで、件のつぶやきに反応している人の意見をこっそり見てみたり。これがエゴサか。

 

「わかるわー」みたいな人がいてちょっと嬉しかったり。

「こいつキメエwww」みたいな反応もあってちょっと沈んだり。

 

まあ、仲間が多かろうがキモかろうが、思ったこと書いた結果のリアクションなので納得は納得。

無反応よりは嬉しい。

不快な思いをさせてしまったら、そら申し訳ないとしか言えない。

 

っていうか、今までの記事も調べてみたら、ツイッターでちょくちょく言及してくれている人がいた。重ねてびっくり。

 

ともあれ、「見られる」という経験をしたことで気が大きくなって増長したり、逆にビビって予防線ばっか貼るようになってもつまらんので、そういうのは無しで。

 

前と同じように一人でつまらんことに悩んで、ダメな文章をちょっとずつ自分のペースで書いてくことを心がけたい。

 

しかしまあ、人気ブロガーとかライターってのは、今回の俺の何百倍ものリアクションを一人で引き受けてると考えたら、どんだけ豪胆なんだろうか。

俺なんか体調崩しそうだもの。

 

 

 

あーカキフライが食いたい。

寝て起きたらびっくりした話

ちょいとアクセス数を見てみたら、昨日から急激に跳ね上がっていて目ん玉飛び出た。何があったのかなーと思ったら。

 

 

タナソウさんに紹介されてた…。

 

俺の拙文に引用しちゃって申し訳ありません、って気持ちだったのだが読んでくれてたんだ。うれしい半面、若干の緊張。

そりゃ文中に名前を引用するってのはそういうことだもんな。

 

頑張ってちゃんとした文章を書こう。仕事の愚痴とか書いてる場合じゃねえわな。