年が明けたと思ったらもう4月も半ば。こうやって一年は一瞬で過ぎていくのだなとしみじみ。
昨年から、視野を広げて色んな曲を聞くようにした。見方も変わったし、今まで好きだった曲の新しい魅力や文脈が見えてきたように思える。
そんなわけで、最近よく聞いている曲を備忘録代わりに書き記しておく。
Young Thug, Travis Scott / Pick Up the Phone (Explicit) ft. Quavo
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ヒップホップやR&Bが楽しくなってきてから、洋楽を聞くことが楽しくなった。リズムを聞く、バックトラックの音一つ一つに気を配る。
「歌詞がわかんねーのに洋楽?」とか言われるけれど、そういうことじゃねえと思うんだよな。これ聞き取れるアメリカ人もいないだろ。
とにかく聞いていて気持ちよくなる、そういう曲がやっぱりヒットするようだ。
Harakiri For The Sky / The Traces We Leave
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激しさとメロディの同居、というのが今のラウドミュージックにおけるテーマだろう。メタルのみならず、激しさや勢いを重視する音楽は、いかにメロディを聞かせるかということに重点を置いているように思える。
そんな中でポストブラックメタルは今年も注目すべきジャンルだろう。過渡期というか、雨後の筍のごとく増えたアトモスブラックやブラックゲイズ。その次の段階を誰が開くのか。
メタルにおける中心が見えなくなりつつあるが、その分世界中に広く深く広がっている。やっぱ聞いてて楽しいし。
Kendrick Lamar / King Kunta
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俺にはまだ見えてないものも多い。
多くの音楽評論家が近年注目しているケンドリック・ラマー。その文脈に関してまだ全然つかみ切れていない。
聞けば、カッコいい。でもそれがなぜ時代の音楽なのか、なぜグラミーに多数ノミネートされつつ受賞できなかったのか。
今聞くことの意味とは何なのか。それはこれからも聞いていかなきゃ分からないんだろう。
新譜も出た。ゆっくり聞いて考えることが大事だ。
PassCode / MISS UNLIMITED
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アイドル戦国時代、なんて言い方も最早古い。
アイドルが面白い、ってのもすっかり定着した見方だ。尖った音楽性をアイドルでやるという面白さはすでに多くのグループが実践した。
これから残っていくのはその中でも本物だけだろう。
単に面白いだけ、ではないものが多分いっぱいあるし俺はまだ見つけてないんだろうな。
お嫁においで 2015 / 加山雄三 feat. PUNPEE
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日本のラップブーム。盛り上がるのはいいことだけれど、音源の評価もそれについてきてほしい。ラップおもしれー、即興スゲー、で終わっちゃったら寂しいもの。
日本でしか作れない世界観、日本人ならではの視点、日本語、そういう面白さが詰まった楽曲が溢れている。
歌番組も少なくなった。素敵な楽曲に出会うには今までと方法を少し変えなきゃいけない時代だ。
そこで出会った曲は大事にしたいな。ただ通過するだけじゃなく。
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まだまだ昨年の曲も聞き切れていない。
焦ることも無いんだろうが、今年もどんどん時間は過ぎていく。マイペースに、でもファストに物事を見るようにしないといけないと思う。