吐き捨て系日記

もう30になっちゃう男が考えを整理するためにブツクサ綴る、ほんとにただの日記です。

語ること、が損にならないように

好きなものを語るのは楽しい。少なくとも語ってる当事者は。

聞いてる方が楽しいかどうかは別だ。
こないだ終わった「有田と週刊プロレスと」は「語ってるのを見るのが楽しい番組」だった。


語るやつの話し方が上手いし、聞く側も興味を持って熱心に聞いてくれる。
それは理想的な状況だ。前にも書いたかもしれんけど。

でも、そういう環境ばかりではないのが現実。


実際、そんなに人の話聞きたいやつばっかじゃないし、聞きたい話というのもあくまで「俺の聞きたい話」というか「俺にとって都合のいい話」だったりする。


その場が「面白かった」空間なら話なんかなんでもいい、ってのもあるだろう。
アメトーークでたまにそういう回あるよね。芸人いじる方に夢中になってテーマどうでもよくなる回。あんな感じ。


そういうとこでいくら語っても、多分無駄というか損なんだろうな。
話し上手、聞き上手の芸人さん同士でそうなんだから、一般人の俺らの間ではさらに難しいわけです。


そうなると、俺らは「聞いてくれる人」を求めてネットをさまよう。2ちゃんねるか、ツイッターFacebookか。同じ趣味を持つ奴で固まって語り合う。


でもそれも、いつしか目的がすり替わってくる。
「語る」ことが「守る」ことになってくる。

聞いてくれないやつは敵だみたいな。

最悪だな。


だから、話す術を持つこと。話を聞いてもらえるような信頼を得ること。
そして何より話すに足る考えを持つことが大切だなと思う。

話す相手がいないなら、探すより作った方がいいと俺は思う。