吐き捨て系日記

もう30になっちゃう男が考えを整理するためにブツクサ綴る、ほんとにただの日記です。

好きな映画

好きな映画を列挙

続・夕陽のガンマン

 クリント・イーストウッド主演のマカロニウエスタンの傑作。

3人の男が軍の隠し財産を巡って追走劇を繰り広げる。セルジオ・レオーネ監督の得意技、ものすごいアップと物凄い引き、それに耐えうるロケーションと男たちの濃すぎる顔が迫力満点。

ラストの決斗シーンは音楽も相まって、2時間30分の集大成たる盛り上がりを見せる。

 ノッキンオンヘブンズドア

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 ドイツ映画史に残る大ヒット映画、らしい。不治の病に侵された二人の男は海を目指す。そのとき、かっぱらった車が実はマフィアのもので…というロードムービー

90分弱という短い時間ながら、起承転結、緩急が絶妙で、長すぎず短すぎないバランスで成り立っている。全体的にカラっと明るい映画だが、随所に登場する「海」=「死」のイメージは自身の死生観を省みさせる。

レスラー

レスラー [DVD]

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 80年代、スターだったレスラー。今は家族にも逃げられ、地方巡業で小銭を稼ぐ日々。そんな男にある日転機が訪れる。

落ちぶれた男の復活劇、と書くとロッキー的な物語を想起させる。しかし、ロッキーが陽の物語ならこちらは陰の物語。プロレスという、客のために肉体を痛めつける、格闘技と似て非なるエンタメと、それに取りつかれた男の姿。

主人公は、正直褒められたところが無い男である。しかしそれを笑うか、泣くか。泣く人、というか男は少なくないと思う。

ヒポクラテスたち

 医大生たちの卒業間際の姿を描いた作品。大学生という、社会人でもないが大人である、という不安定な時期。社会運動に傾倒するもの、自傷行為で生を確かめるもの、規律に準ずるもの、恋人との生活に振り回されるもの、様々な光景を通して大人への道を模索する。

青い春

青い春 [DVD]

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 松本大洋原作の同名漫画の実写化。松田龍平をはじめとした若手俳優が多く起用されている。不良映画ではない。青春映画でもないと思う。学校映画という感じ。

「学校」ってなんだっただろうか。そんなことを思い返させる作品。全編にわたるミッシェルガンエレファントのざらついたロックがまた良い。

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マッドマックスとかパシフィックリムとかも好きだけれど、自分にとって思い出深いものを今回は列挙。