細々やってる弊ブログなわけですが、検索ワードによってはやたら上位に出てくることもある。
太閤立志伝の記事とかがその代表かな。あと以前、Ghostemaneに食いついてコメントくれた人もいたし。
まあ嬉しい反面そんだけ競合相手というか、言及したメディアやブログが少ないってことでもあるわけで。
マイナーだからって適当なこと書いてると俺もデマ拡散の加害者になりかねない。
だからまあ、個人ブログなりにしっかりと自覚持ってやりましょうねってことで。
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前段はこのぐらいで、今回はアジアの音楽をつらつらっと紹介します。
spotifyとかApple musicだとこういうの結構出会いやすいんで、好きなジャンルで探してみると面白いっすよ。
老音樂隊
いやこれ紹介しといて申し訳ないんだけど、台湾のバンドってぐらいしかわかんねえ。
バンド名で検索すると色々と違うもんが引っかかったりするんで。
なんならバンド名の読み方が分かんねえ。
ただ、youtubeなりspotifyの再生数を見るとかなり聞かれてるし、リスナー層をチェックしてみると台湾では相当人気あるっぽい。
サウンドはストリングスの入ったオーソドックスなロック。どこか歌謡曲っぽさもある。
みずから「古い音楽チーム」を名乗るくらいだから、そういうノスタルジックなコンセプトが最初っからあるバンドなのかもしれない。
確認できる音源は2017年に出したアルバムだけなんで、まだ若いバンドっぽい。
今後どっかしらからグローバルにブレイクする可能性があるかもしれない。
Moving and Cut
こちらはタイのバンド。
Gym and swimとかもそうなんだけど、タイのバンドシーンではこういったアーバン感(合ってるのか?)があるのが流行ってるみたい。
実際雰囲気凄くいいし、聞いてて心地いい。
日本でも近いサウンドの若いバンドがたくさん出てきてるし、どっかシンクロニシティみたいなとこもあんのかな。
SHAUN
韓国のソロアーティスト。
バンドでの活動の他DJやプロデューサーなど幅広く活躍しているみたい。
全米1位を取ったBTSの楽曲にも参加しているとか。
K-POPっていうとバキバキのダンスとラップ、EDMサウンドってイメージがある。
このEPにもダンスナンバーは入ってるんだけど、リード曲の『Way back home』はアコースティックなポップス。エド・シーランとかああいう感じっつうのかな。
他の曲もモダンなエレクトロサウンドを用いたポップスで、DJならではの引き出しの多さを感じる。
「K-POP」って一括りにされがちだけど、やっぱ色々あるんだよなその中にも。
Khói
ベトナムのラッパー。
タトゥーアーティストからキャリアをスタートしたらしい。
92年生まれだから今26歳。
アンビエントなトラックに乗る、トラップ感のあるベトナム語ラップが心地いい。
88 risingとかが盛り上がることでアジア各国のラップシーンとかにも注目が集まるようになってきてるけど、やっぱどの国にも若い才能っているんすよね。
それに気づくかどうか、ってのは音楽ファンやってく中で大事なことだよなあと。
Astro Bunny
台北出身のエレクトロポップデュオ。
2011年から活動しているらしい。
ポップとエレクトロサウンドがかなり高いレベルで融合しているように思える。
貼った曲は穏やかなやつだけど、結構ノリノリの曲もあったり。
分かったようなこと言うのもあれだけど、ボーカルの声の乗りがいいっつうのかな。
バックのトラックとバランスがいいっていう感じ。
窒息楽団(Suffocated)
中国のスラッシュメタルバンド。日本的な表記をすると「窒息楽団」
公式音源がyoutubeやストリーミングに見当たらないから、wackenに出た時のコンピ音源を貼っときます。
97年結成なのでもうキャリア20年になる。
俺が初めて見たのはニコ動に上がってたPVで、それももう10年近く前になるかな。
なんか最初は空耳とかでネタっぽく聞かれてたようなとこもあるけど、超高品質のスラッシュメタルでっせ。
中国と言えばHiger Brothersが世界的に注目される一方、ラップ禁止令が出たとかなんとかって話題もあったり。
でもそのはるか前から頑張ってるバンドいたりすんだよね。
アトモスブラックやデプレッシブブラックを扱ってるPest Productionsってのが中国にあったり、メタルの土壌は結構あるっぽい。
ただ言語の関係で見つけにくかったりすんのがちょっと辛いな。
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上に挙げたのは色々掘ってく中で俺が気に入った、そしてあんまり紹介されてないアーティスト。
既に日本でもプロモーションされてるようなのは敢えて割愛しときました。
まああくまでネットで見つかる範囲なんで、現地とは時差があるだろうし、なんならホントに流行ってるのはなんなのかって現地の人にしかわかんねえだろうし。
逆に、海外の人が「日本で流行ってるのはどんな音楽だ?」と調べた時、どんな風に見えるんだろうな。
大学時代に研究室に来たフランスの留学生は好きな日本の音楽としてスピッツとstillichimiyaを挙げていた。
日本人感覚からすると意外な組み合わせだよな。そいつが変わりものだった可能性も無くはないけど。
あと、世の中はApple Musicかspotifyか、みたいな感じだけどアジア圏ではKK BOXとか、アジア最強企業のテンセントによるJOOXとかがやっぱ強いようだ。
そっちオンリーで配信してる人も多いらしい。
まあ楽しめる範囲で聞いてこうとは思う。